ハミルトン、通算100回目のポール獲得の大記録樹立「最初の一回と同じように感じた」
F1第4戦スペインGPの予選でポールポジションを獲得したルイス・ハミルトンは、記念すべき通算100回目のポールポジションについて、自身のキャリア最初の1回目と同じように感じたと語った。
Lewis Hamilton, Mercedes, celebrates in Parc Ferme with his team after securing a record 100th pole in F1
Zak Mauger / Motorsport Images
F1第4戦スペインGPの予選で、メルセデスのルイス・ハミルトンはタイトル争いのライバルであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.036秒差で抑え、ポールポジションを獲得した。これはハミルトンにとって通算100回目のポールとなる。
ハミルトンが、憧れのアイルトン・セナの持つポールポジション獲得回数65回に並んだのが2017年カナダGP。そして、当時のポールポジション最多記録(68回)を持っていたミハエル・シューマッハーに並んだのが、2017年ベルギーGP。その後もポールポジションを獲得し続けてきたハミルトンは、ついに新たな節目となる100回目のポールポジションに手が届いた。
2007年のカナダGPで初ポールポジション、初優勝を挙げてから14年。ハミルトンは100回目のポールを達成した時の感情について「最初の1回のように感じた」と語った。
「100回という数字は、誰も到達するとは思っていなかった数字だと思う。特に僕は思ってもみなかった」
「僕がそこに到達できたのは、素晴らしいチームのおかげだけではない。常に僕を驚かせてくれて、レベルを引き上げてくれているファクトリーのみんなのおかげでもあるんだ」
「100回というのはすごいことだし、最初の1回のような気がする。僕にとってはより特別なことだ。これまでに何度も失敗し、何度もミスをして、何度も成長する瞬間を迎えてきたからだ」
「僕たち(フェルスタッペンと)の差が小さいのは、ファンにとっても素晴らしいことだと思うし、僕にとっても、僕たちのすぐ後ろにいる人たちにとってもエキサイティングなことだと思う」
ハミルトンが初めてポールポジションを獲得した2007年は、マクラーレンでチームメイトのフェルナンド・アロンソと激しいチーム内バトルを繰り広げたシーズンであり、チームが違うフェルスタッペンと競っている今季は状況が大きく異なる。
しかしハミルトンは、今回のポールポジションは2007年のカナダGPととても似た感情を覚えたと話した。
「非常に似ていると思う」
「あの頃、僕はチームメイトと燃料搭載量が等しくなるように求めていたんだ」
「みんなが知っているかどうか分からないけど、10kgの燃料はコンマ3秒以上の影響があるんだ。つまり当時の僕たちのように、1周分多く燃料を積んでいれば、それだけでそのコンマ1秒とか、その半分くらいの影響があるということだ」
「当時の自分がしていたことを今でも出来ると再確認できたのが素晴らしいし、特別だと思う」
「そして何百回も予選セッションをこなし、100回のポールポジションを獲得しているけど、僕はまだ若いと思っている。これからも続けていきたいと思う」
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