ハミルトン「まだ使っていない”機能”があった」と敗戦を悔やむ

ハムルトンは「使っていない機能」があり、これを使っていればピットストップまでにベッテルとの差を広げられたはずだと悔やんだ。

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、レース序盤にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)との差をもっと広げるための"使わなかった機能"があったことを明らかにした。

 2018年開幕戦オーストラリアGPを3番グリッドからスタートしたベッテルは、ピットインのタイミングを遅らせたことでトップに立ち、運良く出動したバーチャルセーフティーカー(VSC)のおかげで、順位を落とすことなくタイヤ交換を済ませることができた。その後、ベッテルは迫り来るハミルトンを抑え切り、首位でチェッカーフラッグを受けた。

 VSCが宣言されている間、ドライバーはFIAがコントロールするECUを介して決められた速度域内でトラックを走行する必要がある。これによりVSC中にピットストップを行う場合、ピットレーン上とトラック上での速度差が小さくなるため、通常時のピットストップよりもタイムロスが少なくなる。

 ベッテルがピットインを済ませるまで、メルセデスはハミルトンがリードを取り戻すのに十分余裕があると考えていた。しかしベッテルがハミルトンよりも先にトラックに復帰した時、その計算が間違っていることが明らかになった。結局、VSCが導入された際にピットストップを行なったベッテルは、ハミルトンとのギャップを11.614秒削った。

 ハミルトンはその出来事について、次のように語った。

「チームはまだ、このような展開になった正確な理由を完全に理解していない」

「だから、そのことについてどう感じるのか話すことはできない」

「優勝を逃したことを受け入れるのは決して簡単なことじゃないが、今回のレースから多くのポジティブなことをが得られた」

「レースではまだ"使っていない機能"があった。(それを使っていれば)最初のピットストップ時点でもっとギャップを築けた可能性がある」

「僕たちにできることはたくさんあったが、チームは限界の中で戦っていた。だからそれ以上のことは実質できなかった」

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ハミルトンが余分なペースを持っていたことを認めた。

 ウルフはベッテルとのギャップを大きくすることができたのかと訊かれると「我々はそうすることができただろう」と語った。

「ルイスがタイヤを限界まで使い、目標値に向かって走行していれば、我々はおそらくもっとギャップを築くことができただろう」

 ハミルトンは技術があまり導入されていない時代にレースをする方が個人的には好きだと述べるも、マイナスイメージで今回の結果を捉えるべきではないと語った。

「僕はレースで好調に走ることができるように感じられた」

「チームのみんながそう感じていた。でもそのためには素晴らしい仕事が必要だった。僕たちがともに一歩前進できたことは非常にポジティブなことだ」

「今回は2位だったためマイナスなイメージがあるが、それでもまだ良い結果だったと言えると思う」

「素晴らしいマシンがあり、僕たちはまだ世界チャンピオンだ。それに次のレースで勝つためにやることがある。僕はそれを信じている」

Additional reporting by Adam Cooper

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストラリアGP
サーキット Melbourne Grand Prix Circuit
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース