ハミルトン、アロンソの”チャンピオンの価値”発言に「ちょっと笑ってしまうよね」と一蹴
ルイス・ハミルトンは、フェルナンド・アロンソが自身のF1タイトルの価値を問う発言をしたことについて、「ちょっと笑ってしまう」と話した。
メルセデスのルイス・ハミルトンは、オランダの新聞『De Telegraaf』とのインタビューで、フェルナンド・アロンソがハミルトンのタイトルの価値を問う発言をしたことについて、一笑に付した。
アロンソはこのインタビューで、チームメイトとだけ争った末に獲得したタイトルと、他チームのドライバーと争って獲得したタイトルについて、価値に優劣をつけるような発言をしてしまった。
「ルイスのことは凄く尊敬している。それでも、チームメイト以外と戦う必要がない中で、7回世界タイトルを獲得するのは、また違った話になる」
「僕は、(相手がチームメイトだけで)優れたマシンや同等のマシンを持った他のドライバーと戦う必要がないなら、チャンピオンシップの価値は低くなると思っている」
アロンソはこのコメントが拡散される中で、Twitterで「すべてのタイトルは素晴らしい」、「ニュースのヘッドラインを騒がせ続けるのにはウンザリだ」と述べ、また、F1ファンがソーシャルメディア上で互いに敵対し合うのをやめるべきだと提案した。
一方で、ハミルトンはアロンソのコメントに反応。マクラーレンでチームメイトだった2007年のアメリカGPで一緒に表彰台に上った写真に、親指を立てた絵文字を1つ添えてツイートしている。
このレースでは、ハミルトンがアロンソを抑えて優勝している。この年、アロンソはハミルトンやチームと対立し、翌年にはルノーに移籍。わずか1シーズンでチームを離れている。
Lewis Hamilton, McLaren and Fernando Alonso, McLaren
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
アロンソのコメントに対する反応と、この投稿について尋ねられたハミルトンは、次のように答えた。
「僕はもう(自分のリアクションを)伝えたよ。それが僕のサムアップだ」
「それについて言うことはあまりないんだ。正直なところちょっと笑ってしまうけど、 僕は長年にわたって本当に尊敬の念を持つように努めてきた」
「例えば、僕にとって誰がより良いドライバーだと思うかと尋ねられたら、いつも(アロンソを)褒めるようにしてきたんだ」
「そのコメントを見るのは確かに興味深い。でも、そんなことはどうでもいい。だから、親指を立てただけさ」
メルセデスのトト・ウルフ代表もアロンソのコメントについて、過激に見えるように切り抜かれたものであり、コメディだと一蹴。そして、ハミルトンがそれを気にしているかどうかは疑問だという。
「このスポーツは見出しが大事なんだ」とウルフは言う。
「彼らは偉大なチャンピオンだ。アロンソは一発入れるのが好きなんだ。ルイスは1ミリも気にしていないと思う」
このコメントへの反応を受け、アロンソは日曜日にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のシーズン勝利数記録について尋ねられた際、「誤解があると思うので、これ以上他の人について話すことはない」と述べた。
今年アロンソがハミルトンについて語ったコメントから緊張が生まれるのは、これが初めてではない。
8月のベルギーGPのオープニングラップでふたりが衝突した後、アロンソはチーム無線でハミルトンを「バカ」と呼び、ハミルトンにできるのは「上位スタートのレースだけ」だと主張した。その後、彼はこのコメントについて謝罪している。
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