ウルフ代表、ハミルトンとの黄金コンビの将来はどうなる?「”旅”は終わっていない」
メルセデスのトト・ウルフ代表は、将来についての憶測がなされている中で、自分とルイス・ハミルトンとの関係は”終わっていない”と明言している。
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1,, 1st position, and Toto Wolff, Executive Director (Business), Mercedes AMG, talk in Parc Ferme
Glenn Dunbar / Motorsport Images
メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、後継者への長期的な引き継ぎプランを検討しながら、メルセデスのチーム内での新たな役割を検討している。
ウルフは、ルイス・ハミルトンと共にメルセデスのダブルタイトル6連覇達成に貢献。メルセデスはすでに今季コンストラクターズタイトルも獲得し、ダブルタイトル7連覇をほぼ確実にしており、まさに黄金コンビといっていいだろう。
エミリア・ロマーニャGPで優勝したハミルトンは、そんなウルフの将来と彼の去就がチームに与える影響について訊かれ、「来年ここにいるかどうかも分からないから、今のところあまり気にしていないよ」と答えている。
「僕たちは深い話をたくさんしているんだ。彼のメンタリティはよく分かっているし、僕たちは多くのモノを共有している。一緒に多くの重荷を背負っていると思う」
「僕はこのメルセデスにとても長い間いる。少し手を引いて、家族やそういうものにもっと時間を割きたいという気持ちは間違いなく理解できるよ」
メルセデスでの将来について疑うハミルトンのコメントは、彼が今季7度目のタイトルを獲得した後にF1を引退してしまうのではないかという憶測を生み出した。
しかしウルフは、自分とハミルトンのどちらの未来についても疑うべきではないと主張しており、ふたりの未来は共に解決していくモノだと主張した。
「我々はある意味で一緒だと思うんだ。(自分とハミルトンは)共生関係にあると思うし、重要なのは来年に向けてお互いの心がどこにあるかということだ」
「でも、私はメルセデスを自分のチームだと思っているし、とても誇りに思っている。どこにも行くつもりはないよ。彼が訊かれたことだけど、私の役割は将来的に変わるかもしれない。確実なものは何もないと思う」
「1970年代のニキ・ラウダのように、金曜日や土曜日の朝にサーキットで目を覚まし、『もう楽しめない』と言うこともありうる。それは誰にでも起こりうることだと思う」
「でも我々はこの旅を続けたい。まだ終わったわけではないんだ。ルイスと私、そしてチームのみんなを含め、我々はまだ終わっていないんだ」
ハミルトンもウルフも、まだ来季の契約を結んでいない。しかし、その理由は単にチームがタイトル獲得に集中したいからだと、ウルフは述べた。
「メルセデスと私に関しては、はっきりしたことが言える。あとは適切なタイミングで紙にペンを走らせるだけだ」
「私はチャンピオンシップを獲得することに集中していた。コース上で起きていることだけに集中している時に、弁護士などと一緒に過ごすのは正しくないと感じるんだ」
「ルイスと私はこの点が似ていると思う。チャンピオンシップが終わっていない間は、ちょうどいいタイミングだとは思えなかったんだ」
「ドライバーズチャンピオンが決まり、腰を据える時がくるだろう。オーストラリアで(来季)最初のレースが行なわれるまでには数ヵ月あるんだ」
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