初日トップタイムのハミルトン「やるべきことがたくさん」決勝はグリッド降格に直面
F1トルコGPの初日フリー走行で、メルセデスのハミルトンはトップタイムを記録したが、PU交換によるグリッドペナルティがあるため「やることが山積み」だと考えている。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1トルコGP初日の走行でFP1とFP2を共にトップとなる速さを見せた。ただ、10グリッド降格ペナルティが決定しているため、決勝では「やるべきことがたくさんある」と考えている。
トルコGPの舞台となるイスタンブール・パークは、昨年から引き続き2年連続での開催。路面コンディションが昨年から大きく改善したこともあり、ハミルトンはFP1から2005年に記録されたコースレコードを更新する速さを見せた。
ただ、彼は決勝に向けて10グリッド降格ペナルティが科されることになっている。トルコGPでパワーユニット(PU)のコンポーネント(内燃エンジン)を交換する決断を下したためだ。そのため、どんなに予選結果が良くとも、ハミルトンは中団からのスタートとなる。
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)との激しいタイトル争いを繰り広げているハミルトンにとっては、痛いペナルティと言えるだろう。
トルコGP初日を振り返ったハミルトンは、マシンのフィーリングには満足していると語る。ただ決勝でポジションを上げていくという点では大きな挑戦に直面していると考えているようだ。
「とても良いセットアップで初日を始めることができた」と、ハミルトンは言う。
「FP1はとても力強かった。そこからいくつか変更を加え、さらにFP2に入るとトラックも良くなっていて、フィーリングも違ったものになっていた」
「加えた変更はよかった。ただFP1であったような感触を、FP2で得ることはできなかった」
「でも多くの発見があった。だから次のセッションに向けて前進に繋げられればと思う」
なお初日のマシンフィーリングが100%満足できるものかどうかを訊かれた際には、彼は「それにかなり近いモノだった」と語っている。
Lewis Hamilton, Mercedes W12
Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images
「あとどれくらい発見があるかは分からない。でも往々にして夜の内に何かを見つけているものだ」
「だから今夜の内に、ほんの少しでも何かを見つけられると思っている。あとは、明日は雨にならなければいいね」
「日曜日にはやるべきことがたくさんある。だからいずれにせよ、どうすればベストを尽くせるかということに集中したいと思う」
トルコGP決勝ではハミルトンは他車をオーバーテイクしていく、レースで強いマシンが必要となる。ただ予選ポジションの重要性も認識しているため、予選向けのセッティングを忘れることは無いと彼は語っている。
「ダメージを最小限にするためにも、僕はポールポジションを獲る必要がある」
「そして当然のことながら、ロングランの点でもベストを尽くせるように、マシンを理解しなくちゃいけない」
「だから適切なバランスを見つけ出そうとしている。他のレースウィークと特に違いがあるわけじゃない」
そしてハミルトンは、前戦ロシアGPでマクラーレンのダニエル・リカルドを抜きあぐねていたことと同様に、アルピーヌなど中団チームを追い抜いていくのは簡単ではないと考えている。そして、今回はフェラーリも難しい相手になると見ているようだ。
「フェラーリはアルピーヌやマクラーレン勢と同じように、追い抜くのが難しいだろう」
「彼らはシーズンを通して改善に改善を重ねているようだ。それがどこから来ているのか、持ち込まれているアップグレードの成果なのかは分からない。それは僕が集中すべきことじゃないからね」
「でも彼らが強くなるのは良いことだし、来年はまた強くなっているといいね」
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