ハミルトン、セナやシューマッハーと同じ”非現実的”なレベルに到達?

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ハミルトン、セナやシューマッハーと同じ”非現実的”なレベルに到達?
執筆:
協力: Frankie Mao
2018/12/31 5:54

ロス・ブラウンは、2018年のハミルトンがセナやシューマッハーのように、F1ドライバーの基準を塗り替えるようなレベルのドライバーになったと語った。

 F1の競技面におけるマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、2018年のルイス・ハミルトン(メルセデス)を絶賛。かつてF1ドライバーの”基準”を塗り替えたアイルトン・セナやミハエル・シューマッハーのような”非現実的”レベルに到達したと語った。

 2014年から始まったパワーユニット時代を支配してきたメルセデスだが、2018シーズンはフェラーリ勢が計7勝、レッドブル勢が計3勝をマークするなど、その支配が絶対的なものではなくなってきたことを示すシーズンとなった。

 しかしその中でも、ハミルトンは隙を見せない走りでポイントを積み重ね、5度目のワールドチャンピオンに輝いた。年間11勝は、2014年と並んで自己最多タイ記録だ。

 ブラウンは、ハミルトンの成長が見られたレースとして、シンガポールGPを挙げた。メルセデスの苦戦が予想されていたこのレースで、チームは予選では3番手が精一杯だと考えていたが、ハミルトンが並外れたラップを披露。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を0.3秒上回ってポールポジションを手にしたのだ。

「時に、ドライバーは予想もしていなかったようなパフォーマンスを見つけ出すものだ」

 そうブラウンはmotorsport.comに語った。

「ルイスは特に予選で、何度かそういうことがある」

「彼の走りに、人々は息を呑んだ。見ていても、どこからあのパフォーマンスが生まれるのか分からない」

「誰もが、自分は物事の基準を分かっていると思っているが、それをドライバーが突然変えてしまうんだ」

「私は幸運にも何度か、それをミハエル・シューマッハーがやってのけるのを見た。セナのようなドライバーも、そうだったと思う。そして今年、ルイスがそれを何度か成し遂げたのを見た」

「エンジニアとして、それがどうやって引き出されたのか分からないので、よく覚えている」

「それは彼らが、非現実的なレベルに到達したということだ。そしてドライバーがそうなるは、常にとても特別なことなのだ」

 2018年は、トップ3チームのドライバー5人が優勝を挙げた。中でも、シーズン序盤はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がチャンピオンシップをリード。しかしシーズン後半に崩れランキング2位となった。

 レッドブルのフェルスタッペンは、シーズン後半に勢いを増し、安定して速さを発揮。ハミルトンにとって、終盤戦でもっとも手強いライバルとなった。

 しかし依然としてメルセデス、フェラーリ、レッドブルの”3強”状態は続いており、中団チームとのパフォーマンス差は大きい。

 ブラウンは、全体的に面白いシーズンだったと評しながらも、もっと多くのチームが優勝争いに絡めるようにしていきたいと話した。

「とてもエキサイティングなシーズンだった。トラック上で素晴らしいバトルが繰り広げられた」

「ルイスのパフォーマンスは格別だった。彼が一年を通して示した一貫性は素晴らしい。彼は少しもミスをしなかったし、グリッドで最高のマシンではない時も、比較的忍耐強かった」

「私が唯一懸念しているのは、6台のマシンが支配的であり、残りの14台が離されすぎているという状況がいまだにあることだ」

「我々は、グリッド全体がより揃ったパフォーマンスを発揮するような解決策を模索し続ける必要がある」

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン 発売中
チーム メルセデス 発売中
執筆者 Scott Mitchell