ハミルトン、パンクの原因はコース上の破片?「僕のタイヤ管理は完璧だったのに……」
ルイス・ハミルトンは、F1イギリスGP最終ラップに起きたタイヤトラブルの原因がデブリにあると考えている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
F1第4戦イギリスGPでトップを快走していたルイス・ハミルトン(メルセデス)だが、母国GPでの7勝目を確実にしたかと思われていた最終ラップで突如左フロントタイヤが音を上げた。パンクしたタイヤを引きずりながらなんとか3輪でチェッカーを受けたハミルトンは、F1の歴史の中でも最も印象的な形でフィニッシュした。
ハミルトンはコントロールラインにたどり着けるかハラハラしていたようで、「心臓が止まるかと思った」とレース後にコメントしていた。
このタイヤトラブルはハミルトンのチームメイトであるバルテリ・ボッタスや、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)にも発生しており、メルセデスはその原因を調査すると述べている。
レース中のタイヤマネジメントについて尋ねられたハミルトンは、彼が装着していたハードタイヤの寿命は十分に残っていると思っていたと話した。
「正直、本当に上手く走れている感覚があった。自分の能力を最大限に引き出しながらタイヤをマネジメントしていた」
そうハミルトンは言う。
「ただバルテリはスティントの序盤でかなりプレッシャーをかけてきたので、彼をDRSの圏外に出すためにマネジメントの度合いを減らす必要があった」
「彼のペースは素晴らしかった。彼はマネジメントすべきところでそうしていなかったから、ある時点からペースが落ちていった。差が徐々に開いていって、僕は快適に首位を走れるようになったんだ」
「僕はタイヤの寿命が十分に残っていると確信していたんだ」
ハミルトンはまた、アルファロメオのキミ・ライコネンが落としたデブリがタイヤトラブルの原因であるはずだと考えている。ライコネンはハミルトンがタイヤトラブルに見舞われる直前、フロントウイングの半分を失い、コース上にデブリを落としていた。
「何がトラブルを引き起こしたのかという点でタイヤのトレッドを調べているから、どういう結果が返ってくるのか興味深いね」とハミルトンは語った。
「ただ、僕はデブリが原因だと思っている」
「コース上にはたくさんのデブリが落ちていた。僕の前にはキミか誰かがいて、フロントウイングを失っていた」
「セーフティカーが出てから、マゴッツからベケッツにかけてはたくさん破片があった。綺麗になっていたとは思えなかった」
「タイヤは全く問題なく機能していたので、終盤に向けてプッシュしてペースを上げていけると思っていたけど、残念ながらそうはならなかった」
「今後はどうすればよく良くなるのか、考えていきたい。でも正直言って、僕のペースを見ても分かるように、僕のタイヤマネジメントは完璧だったんだ」
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