ハミルトンの相棒エンジニア“ボノ”はフェラーリに移らず。メルセデスに残留しエンジニアリング責任者に昇進
長年ルイス・ハミルトンの担当エンジニアを務めてきたピーター・ボニントンだが、彼は来季ハミルトンがフェラーリに移籍する一方でメルセデスに残留するという。
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 Team, with Peter Bonnington, Senior Race Engineer, Mercedes-AMG F1 Team
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
メルセデスでルイス・ハミルトンのレースエンジニアを務める“ボノ”ことピーター・ボニントンは、来季もチームに残留してレースエンジニアリングの責任者になるという。
ボニントンはメルセデスでミハエル・シューマッハーを担当していたが、2013年にはシューマッハー引退に伴いマクラーレンから移籍してきたハミルトンの担当に。以来強力なパートナーシップを築き、ハミルトンの6度のF1ワールドタイトルに貢献してきた。
しかしながら、そのハミルトンは2024年シーズンを最後にメルセデスを離れ、フェラーリに移籍することに。相棒であるボニントンがハミルトンと共にフェラーリに移籍するのではないかと注目されていたが、その線はなくなったようだ。
メルセデスの広報担当者は、49歳のボニントンが来季もチームに残留することを認めた。そしてボニントンは今季終了までハミルトンのレースエンジニアを務め上げた後、来季は所属ドライバーのいずれかのレースエンジニアを務めるという。
とはいえ、ハミルトンはフェラーリでかつての盟友たちと再会することになる。元メルセデスのエンジニアであるロイック・セラは、10月にはフェラーリのシャシー・パフォーマンス・エンジニアリング部門の責任者となる。
さらにフェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは、ハミルトンがジュニアフォーミュラ時代に所属していたARTグランプリを率いた男でもあり、ハミルトンと長らく良好な関係を築いている。またかつてハミルトンのパフォーマンスエンジニアを務めたジョック・クレアも、現在はフェラーリに所属している。
メルセデスでのラストシーズンを送っているハミルトンだが、イギリスGPでは2年ぶりの勝利を挙げて復活を果たし、ベルギーGPも制して今季2勝を記録している。
ボニントンは、イギリスでハミルトンと共に表彰台に乗った時のことを『Sky Sports』に尋ねられ、「泣いたとは言わないけど、目に何かが入っていたね」とエモーショナルな瞬間だったことを認め、さらにこう続けた。
「感動的だった。本当に長い間、彼と私はそこに戻るために懸命に働いてきた。小さな一歩かもしれないけど、これまで多くのステップを踏んできたんだ」
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