アメリカGP失格のハミルトン、他にも違反しながら”逃げ切った”マシンがあったと示唆
メルセデスのルイス・ハミルトンは、プランクの摩耗でF1アメリカGP失格となったが、他にも違反していたマシンがいたと複数の情報筋から聞いたと語った。
メルセデスのルイス・ハミルトンは、プランクの摩耗を理由にF1アメリカGP失格となり2位表彰台を失ったが、他にも違反しながら処分を免れたマシンがいると考えているという。
FIAはアメリカGP決勝後の車検で4台のプランクを測定。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とランド・ノリス(マクラーレン)のマシンは合法と判断された一方で、ハミルトンとシャルル・ルクレール(フェラーリ)車のプランクが違法だと判断され、失格となった。
アメリカGPの舞台であるサーキット・オブ・ジ・アメリカズの路面はバンピーであり、多くのマシンが底づきしていたが、FIAは通常通りのプロトコルでレース後車検を行ない、下位のマシンはチェックされなかった。
ハミルトンはメキシコシティGPの木曜日に失格処分後初めて、2位を失った悔しさを明らかにした。
「記者会見を終えて戻ってきて、氷風呂に入ろうとしたところだったんだ」
「そして、トト(ウルフ/チーム代表)が駆け下りてきて僕に(失格を)伝えたんだ。言うまでもなく打ちのめされたよ。素晴らしい1日だったし素晴らしいレースだったからね」
「でも家に帰るまで、完全なことはわからなかった。1日を終えてちょっと萎えたけど、ポジティブなことはたくさんあった」
4台しかチェックが行なわれなかったことについてどう思うかと尋ねられたハミルトンは、自分の気持ちを明らかにした。
「まず、いくつかの異なる情報源から、他にも違法なマシンがたくさんあったと聞いている」
「でも、検査されなかったから、彼らは逃げおおせたんだ。僕は16年間ここでレースをやってきたが、このようなシナリオは他にもたくさんあった」
「ある人はうまく逃げられて、ある人は運悪く検査を受けたというだけだ」
「だから最終的には、全体的に公平で均等であることを確認するという意味で、ある種のより良い仕組みが必要なんだと思う」
ハミルトンは、FP1終了後にマシンの仕様がパルクフェルメ規定により固定されるスプリント方式が、このようなことを起こりやすくしていると指摘する。
「COTAであのような問題が起きたのは初めてだ」
「スプリントレースもあったからね。だから簡単な解決策はたとえば、レース後にフロアを変えることができるようにすることだ。週末の過ごし方を変えればいいんだ。金曜日の朝からクルマのセットが固まっているわけではないんだ」
「特に、これまでで一番バンピーなコースではね。違反が起こるのは、それが唯一の理由なんだ。フェラーリを見てごらん、シャルルの頭(の動き)を見てごらん、僕の頭を見てごらん」
「乗り心地はかなり悪いし、クルマが底づきするから僕たちの頭もバウンドしている。それはクルマの車高を低くしすぎているからじゃないんだ」
ハミルトンは、チームがパフォーマンスを求めて車高を低くしすぎているわけではないと改めて主張した。
「いや、まずは昨年、我々のマシンは車高が低い、低すぎるときにベストだったという点に言及する必要があると思う」
「だから車高が低くて(足回りが)硬かったんだ。今のクルマは車高が高いほうがいいんだ。だから、クルマを低くしすぎたということではないんだ」
「不運なシナリオだった。リヤのスキッドに0.05mmの違反があったとしても、それが勝敗を分けることはない。だから、あの違反が速さの理由ではなかった」
「だから僕たちにとっては単なる打撃だ。だって、例えばリヤのスプリングを変えていればもっと乗り心地が良くなっていたかもしれないからね」
「とにかく、今週末のメキシコも良いパフォーマンスが続くことを期待している。みんなが過剰に反応しないようにするだけさ。大丈夫だと思うよ」
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