メルセデスF1の2023年、早くも終戦? 「去年よりも後退してるかも」ハミルトンが弱気発言
ルイス・ハミルトンはF1開幕戦バーレーンGP初日を終えたあと、2023年マシンW14が“悪い状況”にある可能性を指摘し、大苦戦した昨年よりも苦しいことになることを恐れていると明かした。
2023年のF1が開幕し、3月3日にバーレーンGPの初日走行が行なわれた。この日の走行を終えたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、チームが大苦戦した昨年よりも悪い状況にあるのではないかと、不安視している様子を見せた。
ハミルトンはバーレーンGPの初日、予選と近い状況で行なわれるFP2のアタック8番手と中盤に沈んでしまった。チームメイトのジョージ・ラッセルも13番手タイムと、メルセデスは揃って苦戦している。
彼はレッドブルやアストンマーチンに先を越されていることから、状況を憂慮している。
「僕らは遠く離されてしまっていることが分かった」と、ハミルトンは言う。
Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14
Photo by: Steven Tee / Motorsport Images
「テストでもちょっとそういう感じはあったけど、これはかなりデカいギャップだ。でもここでできることは何でも試しているんだ」
ハミルトンはメルセデスW14がライバルに対して高速コーナーでも低速コーナーでもタイムを失ってしまっていると語り、レッドブルのレースペースとは1秒差があるとまで考えているようだ。
メルセデスは新レギュレーション初年度となった昨年も大きく苦戦していた。そして今年、ハミルトンはアストンマーチンにも追い抜かれてしまったことを示唆しつつ、状況が昨年よりも悪くなっている可能性があるという考えを示した。
「フェラーリが2番手だと思っていたんだ」
「ただロングランでも見ると僕らはフェラーリにかなり接近していると思う。そして、アストンが2番手にいた」
「僕たちは3番手と4番手の間にいるみたいなものだ。つまり、昨年のポジションか、それよりも少し後退しているかのどっちかだろう」
「これは厳しいよ。もちろんこれはチームの誰もが望んでいたような場所じゃないし、僕らにふさわしい位置だとも考えていない。だって、皆が勇気と思慮深さを持って賢明に働き続けてきているんだ」
「ただ間違った道を進んでしまっているだけだ。だから適切な道へ戻る解決策を見つけ、頑張り続けないといけない。でも今は、前を進むライバル達からは離されてしまっている」
ハミルトンはメルセデスが改善していくことについては疑っていない。ただ、現在のコンセプトではかなり難しいだろうという考えも示している。
「希望は持つべきだ」と、ハミルトン。
「昨年は年間を通じて良い進歩があったと思う。でもギャップは今ほど大きくはなかった」
「どこかでこのギャップを埋められると思うか? と言われればイエスだ。でも僕らのコンセプトでは、かなり難しいと思う」
またハミルトンはバーレーンGPでは既にマシンはかなりセットアップが進んでおり、ここから劇的なタイムアップは難しいのではないかという考えも示している。
「僕らのマシンは、セットアップについて言えば手に入れられるベストなポジションにあると思う」
「いろいろな部分で微調整は続けていくことになる。でも、それも小さなもので、ミリ秒の世界なんだ。1秒のギャップを縮められるものじゃない」
「そうだとしても今夜はデータとにらめっこし続けるよ。明日も前進するための作業を続けていくつもりだ。今夜はパフォーマンスをより発揮できる方法があるかを見つけ出せるようにトライしていかなくちゃいけない」
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