初日4番手ハミルトン「トップに比べて少し遅い」ライバルのフェルスタッペンも初体験ロサイルに仕事山積み
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1カタールGP初日の走行を終えた段階では、他のトップ集団に比較すると”少し遅い”と感じられているという。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
ロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されているF1第20戦カタールGP。同地でのF1は初開催となっているが、初日の走行を終えた段階でルイス・ハミルトン(メルセデス)は速さが足りないと考えている。
ハミルトンは初日のFP1とFP2をともに4番手タイムで終了。タイトル争いのライバルであるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はFP1でトップタイム、FP2では3番手タイムとなっており、ライバルの後塵を拝している。
タイムの面でも、FP1ではトップのフェルスタッペンから0.7秒差、FP2ではチームメイトでトップタイムとなったバルテリ・ボッタスから、0.4秒以上の差をつけられている状況だ。
ロサイルではF1が初開催ということもあり各チームはデータを持っておらず、ドライバーたちは初日の走行でセットアップを調整していかなければならない。そしてハミルトンは、まだ完全に快適には感じられていない状態だと認めている。
「ギャップがどれくらい大きいのかも分からないくらいだけど、僕は離れてしまっている」と、ハミルトンは言う。
「間違いなく、接近してはいないよ」
ハミルトンは今週末もフェルスタッペンとホイールトゥホイールの戦いになっていくかどうかについては、「糸口が無い」と語りつつ、こう付け加えた。
「もう話したけど、僕はちょっと遅い。だから今夜はその原因を理解する必要がある」
一方、前戦サンパウロGPでハミルトンに”してやられた”フェルスタッペンは、カタールGP初日をハミルトンの前方で終えてはいるものの、2日目に向けてすべきことは多くあると感じていると話した。
「もちろん、ここで夜に走るのは初めてのことだった。だからクルマがどう反応するかを理解するのが重要だった」
フェルスタッペンはそう語った。
「僕の場合、ソフトタイヤとミディアムタイヤとでは、かなりの変化があった。その変化によってソフトタイヤでの走りは、あまり素晴らしいものではなかったんだと思う」
「でも繰り返すようだけど、ここで走るのは初めてのことなんだ。だから理解すべきことは沢山残っている」
またフェルスタッペンは初体験のロサイル・インターナショナル・サーキットについては、高速で流れるような特徴が印象的だったとコメント。しかしその一方で、現在のF1マシンでのレースがどうなるかは分からないとも語っている。
「正直に言えば、ここでのドライビングはかなり楽しいね」と、フェルスタッペン。
「凄くクールなトラックだと思う。ただレースについては話すのが難しい。とにかく、今のクルマではついていくのが大変なんだ。でも1周について言えば、良いと思うよ」
前戦サンパウロGP決勝でハミルトンとフェルスタッペンの間で起きたターン4でのコースオフを巡るいざこざは、カタールGPを迎えても尾を引いていたが、メルセデスによる再審請求は、最終的に却下された。
この件については両ドライバーともに重要視する姿勢は見せていない。
「そのことについては何も考えていない。僕の関わるところではないし、今週末の自分の仕事に集中しているからね」と、ハミルトン。
フェルスタッペンは請求却下について「いいね」としつつも、「予想されていたことだ」と述べている。
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