シャシー交換の影響はなし……ハミルトン「作り話が間違っていると証明できて満足」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、フランスGPを前にチームメイトのバルテリ・ボッタスとシャシーを変えたものの、そのボッタスを予選で上回り、シャシーに問題がなかったことを証明できて良かったと語る。
Lewis Hamilton, Mercedes W12
Jerry Andre / Motorsport Images
F1フランスGPを前に、メルセデスはルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのシャシーを交換することを決めた。チームによれば、これは当初から立てられていたシーズン中の計画の一環だという。
ただ一部では、苦戦が続いているボッタスがこれまで使ってきたシャシーに問題があるのかどうかを確認するためなのではないか……と見る向きもあった。
金曜日のFP1とFP2では、ボッタスがハミルトンを凌ぐ走りを見せた。土曜日のFP3も、ボッタスが2番手だったにも関わらず、ハミルトンは苦しみ5番手に終わることになった。
ハミルトンがこのように苦労したことは、シャシー交換がふたりのドライバーのパフォーマンスに何らかの影響を及ぼしたのではないかという声が高まることに繋がった。
しかし予選では、ハミルトンが2番グリッドを確保。ボッタスを3番手に追いやることになった。
ハミルトン曰く、彼のチームは金曜日にセットアップの面で悩んでいたという。そしてポール・リカールでマシンをうまく機能させるのは、精神的に非常に難しかったというが、シャシーを交換することに関する憶測が間違っていたことを証明することができ、満足していると語る。
「今週末、マシンについては概ね不満を感じていた」
そうハミルトンは予選後に語った。
「作り話がいくつか作られていくのを見た。だから僕は、それが間違っていることを証明できて嬉しかった。エンジニアの仕事のクオリティを証明することになるからね。ご存知の通り、2台のマシンは全く同じだ」
「マックス(フェルスタッペン/レッドブル)、おめでとう。彼は今日、素晴らしい仕事をした。彼らは信じられないほど速かった。彼らは今週末新しいエンジンを投入している。僕が知る限り、新しいスペックではないはずだ。しかしとにかく、彼らはストレートが速いんだ」
「今日はストレートでかなりのタイムを失っていたと思う。だから戦えるかどうかは、僕ら次第だ。戦いは好きだからね。僕らはプッシュし続け、戦い続け、全てをかけ続けているつもりだ」
ハミルトンは、金曜日のロングランペースには不安を感じているものの、それ以降に彼のマシンに施された変更で、何とかなるはずだと自信を持っている」
「実際には本当にロングランのペースには苦労した。レッドブルは、ロングランで僕らよりも0.1秒か0.2秒速かったと思う」
そうハミルトンは語った。
「でも僕のクルマは、今ではかなり違うところにいると思う。だから希望を持ち続け、できることは全てやる。そして少なくともターン1までは戦えるチャンスがあるし、戦略の面でも興味深いモノがいくつかある」
「確実かどうかはわからないけど、雨が降るかもしれない。雨の神様が、何かをするのを目にするかもしれないね。楽しみだよ」
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