ハミルトン、アブダビGP調査報告書の公開を望む。「見るのが楽しみ。前に進んでいけるはず」
ルイス・ハミルトンは、FIAが昨年のアブダビGPで起きた出来事に関する調査報告書を公開し、F1ファンが何が起きたのかを正しく理解できるようにすることを望んでいる。
写真:: Jerry Andre / Motorsport Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、昨年のF1アブダビGPで起きた出来事に関する調査報告書をFIAが公開し、事態が透明化されることを望んでいる。
昨年の最終戦アブダビGPのレース終盤、導入されたセーフティカー(SC)がチャンピオンシップの行方を左右したことを受け、FIAは冬の間、詳細な調査を開始した。
これは、当時F1レースディレクターだったマイケル・マシがSC走行のままフィニッシュするのを避けるため、レギュレーションを選択的に解釈したことに起因している。
FIAは当初、この騒動はファンやメディアがルールを”誤解”したことが原因だとしていたが、その後FIAはレースコントロールの体制に大きな変更を加えている。
マシは解任となり、F1レースディレクターの役割は、WEC(世界耐久選手権)のレースディレクターを務めていたエドゥアルド・フレイタスと、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のレースディレクターを務めていたニールス・ウィティヒが交代で務めることになった。さらに、新設されるバーチャル・レース・コントロールがふたりをサポートすることになる。
こうした変更は多くの人々に歓迎されているものの、アブダビで何が起きたのかについて、さらなる回答を求める声もある。
FIAによる調査報告書が公表されれば、チャンピオンシップに影響を与えた重大な決定に関する、”答え”がいくらか得られるはずだ。
アブダビでタイトルを逃し、一連の出来事でFIAへの信頼を失ったと認めるハミルトンは、報告書が公開されることを望んでおり、特に自分自身でそれを読みたがっている。
「それ(調査報告書)はまだ見ていない。まだ出ていないと思う」
「調査の結果を見るのが楽しみだ。みんながそれを見て、すべてのことをより良く理解してもらえたらと思う。そして最終的には自分たちの立場を理解することで、ポジティブに、前に進んでいけると思う」
FIAが報告書を発表せず、秘密にしておくのではないかという意見もあるが、motorsport.comの調べでは、報告書がどうなるかについてはまだ最終決定がなされていないようだ。
昨年12月、FIAは調査を実施することを明らかにした際、メディアやファンにより良い説明をすべく取り組んでいくとしており、次のような声明を残している。
「この問題については、状況から教訓を得るために全チーム、全ドライバーと話し合い、対処していく。そしてドライバーとオフィシャルの安全を確保しながら、我々のスポーツの競争性を維持するために、参加者やファン、メディアに対して現行のレギュレーションを明確にしていく」
ひとつの可能性は、3月18日(金)にバーレーンで開かれる世界モータースポーツ評議会で報告書が発表されるということだ。同週末には、F1の開幕戦バーレーンGPも予定されている。
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