ハミルトン、去就未定のベッテルにエール「明るい将来が待っていることを望む」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、フェラーリ離脱が決まっているセバスチャン・ベッテルにとって、2021年がポジティブなものになることを期待している。
写真:: Erik Junius
今季限りでフェラーリを離脱することが決まっているセバスチャン・ベッテル。来季以降の去就は未定であり、F1でレースを続けるかも分かっていない。
ただ、ベッテルは来季”アストンマーチン”へと名前を変える予定のレーシングポイントと交渉中であることが知られている。
メルセデスのルイス・ハミルトンにとって、ベッテルはF1キャリアを通じて最大のライバルのひとりと言っていいだろう。どちらも2007年にF1デビューし、2010年や2012年、2017~2018年とタイトル争いを繰り広げた。
ハミルトンはこれまでベッテルの将来についてあまりコメントをしてこなかった。しかし彼は、パフォーマンスに苦しむフェラーリと共に、今シーズンを戦い切ることを決めたベッテルを称賛した。
「彼が(シルバーストンで)難しいレースをしていたのを見た。僕にできるのは、彼の立場に共感し、理解しようとすることだけだ」
そうハミルトンは語った。
「契約を延長しないと言われたチームにいるのは素晴らしいフィーリングではない。特に自分が全力を尽くし、心まで捧げてきたチームならなおさらだ」
「でも彼がプッシュし、今もチームを助けようとしている姿に、彼の素晴らしいキャラクターと、レースへのコミットメントが示されている」
「彼が進む先に、本当にポジティブなモノが待っていることを望む」
ベッテルのフェラーリ離脱が決まってから、ドライバー市場は急速に動き、結果として空いているシートはごくわずかだ。
ベッテルがアストンマーチン(レーシングポイント)との契約に失敗した場合、現実的なシートはハースかアルファロメオに限られるだろう。
彼は8月に入って、「F1以外には、ソファやキッチンテーブル、カウチくらいしかチェックしていない」とコメントしており、F1に残留できなかった場合はサバティカル(休養)を取ることを示唆するコメントをしている。
一方でハミルトンは、今季限りで満了となるメルセデスとの契約をまだ更新してはいないものの、最終的にはチームに残ることになるだろうと考えられている。
そのため現時点では、来季F1に参戦することが正式に決まっているチャンピオン経験者は、ルノーからF1に復帰するフェルナンド・アロンソのみとなっている。
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