フェルスタッペンの”社会奉仕”ペナルティに、ハミルトンがアドバイス?「僕ならやらないし、彼もそうすべき」
マックス・フェルスタッペンが記者会見で悪態をついたとして科されたペナルティについて、ルイス・ハミルトンは完遂するべきじゃないとコメントした。
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 Team, is interviewed in Parc Ferme
写真:: Simon Galloway / Motorsport Images
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、F1シンガポールGP木曜日の記者会見でFワードを使ったとして、「公共の利益のために何らかの活動を行なう」よう命じられたが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はこのペナルティを消化しないようフェルスタッペンにアドバイスした。
シンガポールGPの前には、FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長が、ドライバーの走行中の悪態を放送することは教育上良くないと提言。ドライバーに自粛を求めており、大きな話題となっていた。
これについては否定的な意見を持っているドライバーが多く、ランド・ノリス(マクラーレン)はF1の”生々しさ”が失われてしまうとコメント。ハミルトンはスレイエム会長の言葉選びが差別的だと語っていた。
そうした背景がある中で、フェルスタッペンは木曜日に行なわれた公式記者会見で前戦アゼルバイジャンGPでのパフォーマンスに関する質問に答えた際、「マシンが(Fワード)されたのは分かっていた」と発言した。
この発言でスチュワードに呼び出されたフェルスタッペンは、「公共の利益のために何らかの活動を行なう」という、”社会奉仕”ペナルティを科せられた。
この騒動は、日曜日に向けた大きなトピックのひとつとなった。
予選を2番手で終えたフェルスタッペンはこのペナルティに反発し、予選後の記者会見での質問すべてに簡潔に返答。その後、シンガポールのパドックをジャーナリストたちに囲まれながら歩き、即席のブリーフィングを行なった。
こうした事態に、予選3番手で共に会見に出席したハミルトンはフェルスタッペンを支持する発言を行なった。
「こんなの、ちょっとしたジョークだよ。正直に言ってね」
そうハミルトンは会見で語った。
「ここはスポーツの頂点なんだ。ミスは起こる」
「僕なら絶対に(ペナルティを)やらないし、マックスもやらないことを願っている」
ノリスもまた、フェルスタッペンへのペナルティに納得いっていないようで、「当然の結果だ。汚い言葉を使ったんだから……」と皮肉交じりに話した後、次のように付け加えた。
「すごくアンフェアだと思う。何一つ賛成できないよ」
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