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ハミルトン、後半戦に向け確かな手応え。フェラーリ勢を下したことは「メルセデスにとって大きな意味がある」

ルイス・ハミルトンは、メルセデスが苦境を脱しF1ハンガリーGPではフェラーリの2台を倒したことは「大きな意味がある」と語った。

Lewis Hamilton, Mercedes W132n crosses the line to the delight of his team on the pit wall

写真:: Steve Etherington / Motorsport Images

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、メルセデスがF1第13戦ハンガリーGPでフェラーリ勢を下し前半戦を終了したことを受け、今季序盤から苦戦が続いてきたメルセデスにとっては「大きな意味がある」と語っている。

 ハンガリーGPでメルセデスはハミルトンのチームメイトであるジョージ・ラッセルが自身初のポールポジションを獲得。ハミルトンは予選アタックでDRSトラブルに見舞われなければ、メルセデスがフロントロウを独占していた可能性もあると悔やんだ。

 決勝レースの前半ではフェラーリが速さを見せ、シャルル・ルクレールがラッセルを交わして首位に。予選10番手からスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が挽回を見せる中、ルクレールはハードタイヤへの交換後にペースが落ち後退した。

 結果フェルスタッペンが優勝。ハミルトンはラッセルを交わし2位に入り、メルセデスがダブル表彰台を獲得した。

 フェラーリ勢は、ハミルトンと同じタイヤ戦略を採ったカルロス・サインツJr.が4位。ルクレールは6位でのフィニッシュとなった。

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 ハミルトンは今季序盤のチームの苦戦とハンガリーGP予選でのトラブルを鑑みると、フェラーリ勢の前でレースを終えられたという結果は「大いに満足できる」と語った。

「今年を振り返ると、僕らにとっては最高の気分だ。僕らが前進できているということは明らかだ」

 ハミルトンはハンガリーGP終了後にそう語った。

「(フランスGPでは)2位表彰台を獲得したのも僕らにとっては大きかったし、今回僕とジョージが2連続で表彰台に登れたのは、チームにとっても、ポイントの面でも素晴らしい結果だった」

「フェラーリ勢の持っているペースから考えると、彼らの前でフィニッシュできたことは大きい。僕にとっては、7番手でレースをスタートし、ここまで上がってこれたのは、大きな収穫だ」

George Russell, Mercedes W13, Carlos Sainz, Ferrari F1-75, Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Lando Norris, McLaren MCL36, Lewis Hamilton, Mercedes W13, the rest of the field on the opening lap

George Russell, Mercedes W13, Carlos Sainz, Ferrari F1-75, Charles Leclerc, Ferrari F1-75, Lando Norris, McLaren MCL36, Lewis Hamilton, Mercedes W13, the rest of the field on the opening lap

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 2022年シーズンから導入されたテクニカルレギュレーションへの対応に苦戦したメルセデス。シーズン序盤からレッドブルやフェラーリに大きく後れを取ってしまったが、ポーパシングやバウンシングが解消されると、ドライバーがマシンからパフォーマンスを引き出せるよう徐々に改善を見せた。

 ハンガリーGPでのダブル表彰台により、メルセデスはコンストラクターズランキング2番手のフェラーリに30ポイント差に。開幕から13戦でフェラーリと同じ11回の表彰台を獲得し、サマーブレイクに突入した。

 ラッセルはハンガリーGPでポールポジションから3位に後退したことに落胆しながらも、メルセデスのペースや戦略を考えれば、この結果は妥当だと考えている。

「もちろん、ポールポジションからスタートするのなら、1位より低い順位で終えるのは残念なことだ」とラッセルは言う。

「でも全てを客観的に見れば、おそらく妥当な結果だったと思う」

 
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