ルイス・ハミルトン、ナイトの称号を手に。英国女王新年栄誉リストに名を連ねる
2020年に自身通算7度目となるF1王者を獲得したルイス・ハミルトンが、2021年にナイトの称号を手にすることになった。

2020年のF1ワールドチャンピオンに輝き、それまでミハエル・シューマッハーが持っていた7回という最多タイトル獲得記録に並ぶことになったルイス・ハミルトン。
そのハミルトンは、水曜日に発表されたイギリス女王の2021年新年栄誉リストに名を連ねており、ナイトの称号を手にすることになった。つまり今後ハミルトンは、”ハミルトン卿”と呼ばれるようになることを意味する。
ハミルトンは、2008年に初のタイトルを獲得した後に大英帝国勲章を受章。その12年後に、今回の栄誉を手にすることになった。
ハミルトンは、ジャック・ブラバム、ジャッキー・スチュワートに続き、ナイトの称号を手にする3人目のF1王者ということになった。この他、F1王者にはなれなかったものの、無冠の帝王と呼ばれたスターリング・モスも、ナイトの称号を手にしている。ただ現役中にナイトとなったのは、ハミルトンが最初だ。
ドライバー以外では、ウイリアムズの創設者であるフランク・ウイリアムズとパトリック・ヘッドも、ナイトとなっている。
1月からF1のCEOに就任するステファノ・ドメニカリは、下記のようにコメントを発表し、ハミルトンに敬意を表した。
「ルイスは、我々のスポーツにおける真の巨人であり、彼の影響力はマシンに乗っている時も、そうでない時も非常に大きい」
そうドメニカリ新CEOは語る。
「彼が達成してきたことは驚異的であり、今後さらに多くのことを達成していくことになるだろう」
「F1の関係者全員が、彼の功績に対するこの当然の表彰を祝福し、2021年にさらに彼の輝きが見られることを楽しみにしている」
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフも次のようにコメントを寄せた。
「ルイスは史上最高のレーシングドライバーのひとりであり、この時代で最も成功した英国のスポーツ選手だ。世界中で、彼のこのスポーツにおける功績が認められてきた。そのコース上での卓越した能力にプラスして、今年は差別と戦うために、強力な声を上げた。あらゆる意味で、彼は2020年を先導することになったのだ」
「彼がナイトになるという知らせは、モータースポーツの中で比類ない成績を収めてきたということが認識されているということを示している。イギリスは、ルイス・ハミルトン卿という偉大なチャンピオンであり、そのアンバサダーでもある存在を持っているということを、誇りに思うことができるのだ」
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