F1 日本GP

ハミルトン、不発に終わったメルセデスの”DRS作戦”に憤慨「前戦の”サインツ戦法”から思いついたんだろうけど……意味ないよね」

メルセデスのルイス・ハミルトンはF1日本GP終盤のバトルについて、チームメイトを助けるためにペースを落としたのは意味がなかったと語った。

Jonathan Noble Filip Cleeren

編集: 2024/03/14 1:21

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W14, George Russell, Mercedes F1 W14

 F1日本GPの終盤、ルイス・ハミルトン(メルセデス)はチームメイトのジョージ・ラッセルにDRSを使わせるべく、チームからペースダウンを指示されたが「意味がなかった」と語った。

 ハミルトンが他のドライバーたちと同じく2ストップ戦略を採った一方、チームメイトのラッセルは1ストップ戦略を選択。ミディアムタイヤで24周を走った後、ハードタイヤに履き替えてフィニッシュを目指した。

 しかし鈴鹿はタイヤに厳しいコース。ラッセルはレース終盤にペースダウンしてしまった。5番手走行中に後ろからハミルトンが追いつくと、メルセデスは2台にポジション入れ替えを命じた。

 だがハミルトンはすぐにペースダウンを指示された。2台のすぐ後ろにはカルロス・サインツJr.(フェラーリ)が続いていたため、サインツJr.の攻撃に晒されるラッセルとハミルトンの距離を近づけ、DRSを使用できるようにして援護するためだった。

 前戦シンガポールGPでは、サインツJr.があえてペースを落としてランド・ノリス(マクラーレン)にDRSを使わせ、ラッセルに対する”防御壁”として利用した。

 今回はサインツJr.に同じ作戦で”やり返す”ことを狙ったメルセデスだが、タイヤライフやコース特性の違いもあって作戦は失敗。シケインの立ち上がりで速度が鈍ったラッセルは、DRSを使ったもののサインツJr.にあっさりと抜かれてしまった。

 ハミルトンはこの戦術に疑問を呈し、サインツJr.がラッセルを抜くまでの間にギャップを広げることが許されなかったのは完全に間違っていたと語った。

「あれがいいアイデアだとはまったく思わない」とハミルトンは説明した。

「彼らが僕にそれを提案したとき、明らかに前回のレースからそれを考えついたことがわかった。でもそれは意味がなかった」

「僕は可能な限り前に行く必要があった。そしてそれができていたんだ。(ラッセルの)2秒前までいったけど、ジョージにDRSを与えるように指示されたので、ストレートでアクセルを戻して0.8秒差まで彼を近づけたんだ」

「彼はDRSを得たが、オーバーテイクされてしまった。彼は1ストップで、僕たちは2ストップ作戦だったからね」

「その後、彼(サインツJr.)が僕のすぐ後ろについた。ああ、理想的じゃないね。最後の2〜3周はとても大変だったけど、チームとしては5位と7位で終われたことに感謝しないといけないと思う。6位と7位よりはいい」

 ハミルトンは、自分とラッセルがレースの重要な局面で互いにタイムをロスしてしまったこともあって、チームとしてもっとうまく対処できたのではないかと感じているようだ。

「もっと早くポジションを入れ替えるべきだったし、僕はできるだけ前に出て、フェラーリとのギャップをできるだけ大きく保つべきだった」

「そうしていたらジョージはもっと良いペースで走り、後ろを抑えていたかもしれない。でも彼は僕と戦おうとしてタイヤを傷めてしまったから、すべてが複雑になってしまったんだ」

「重要なのは、どちらかがフェラーリより前でフィニッシュして(コンストラクターズランキング2番手の)ポジションをキープすることだ。だから今日は本当にチームとして働く必要があった」

 レース序盤には、ハミルトンがスプーンで後方から迫るラッセルをコース外に押し出しかけたシーンもあった。

 ハミルトンはチームメイトに対して手厳しかったことを認めたが、スタート直後にセルジオ・ペレス(レッドブル)と接触してダメージがあったこともあって、やりすぎだとは考えていないようだ。

「アグレッシブだったのは確かだけど、いいバトルだったと思う」

「正直、あのポジションにいるべきではなかったんだ。でも右フロントが何かをピックアップしてしまったみたいで、最終コーナーとターン9(デグナー)ではフロントが切れてしまって、ヘアピンでは曲がってくれなかったんだ」

「ウイークを通じてあそこは良かったのに、全然曲がってくれなかった。コース上では間違いなくバランスに苦しんでいた。でも良いバトルだった。少しアグレッシブだったけれど、ポジションを得るためには必要なことだった」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 真似してて草。サインツJr.、F1日本GPで自身発案“DRSトリック”試したメルセデスを見て「マシンの中で笑っていた」

次の記事 マクラーレンのザク・ブラウンCEO、来季F1リザーブドライバーの平川亮は“実車”でテスト予定と明かす。最新型マシンでのテストについては明言避ける

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1 2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1 2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1 2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from

ルイス ハミルトン



フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

F1

F1

アゼルバイジャンGP

2 日前

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?



フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

4 日前

フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」



予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

6 日前

予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」

More from

メルセデス



メルセデス、待望のアップデートパッケージ投入。エンジンカバーの形状一変でダウンフォース増狙う

F1

F1

バーレーンGP

6 時間前

メルセデス、待望のアップデートパッケージ投入。エンジンカバーの形状一変でダウンフォース増狙う



メルセデス、ラッセルの復調で慎重に?「どちらかのドライバーを優遇しないよう戦略判断を見極めなければ」

F1

F1

バーレーンGP

1 日前

メルセデス、ラッセルの復調で慎重に?「どちらかのドライバーを優遇しないよう戦略判断を見極めなければ」



”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

1 日前

”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」

最新ニュース



マルク・マルケス、日本GPは2日目から余裕ゼロの本気走りが必要「現時点ではアコスタが最速。攻める必要がある」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

1 時間前

マルク・マルケス、日本GPは2日目から余裕ゼロの本気走りが必要「現時点ではアコスタが最速。攻める必要がある」



アストンマーティンのアロンソ、セパンで予選Q1突破を目指せるか? ホンダ折原エンジニア「シミュレーションの方向性をさらに改善できた」

F1

F1 F1

バーレーンGP

2 時間前

アストンマーティンのアロンソ、セパンで予選Q1突破を目指せるか? ホンダ折原エンジニア「シミュレーションの方向性をさらに改善できた」



鎖骨骨折の中上、手術のためもてぎ離れる。「本人もとても悔しがっている」とHRC石川部長が伝える

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

2 時間前

鎖骨骨折の中上、手術のためもてぎ離れる。「本人もとても悔しがっている」とHRC石川部長が伝える



山中琉聖、母国日本GP好調スタート「大幅なセットアップ変更が上手くいった。ファンの前で良い走りを見せたい」

Moto3

MOT3 Moto3

日本

2 時間前

山中琉聖、母国日本GP好調スタート「大幅なセットアップ変更が上手くいった。ファンの前で良い走りを見せたい」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録