ハミルトン、アブダビGPの完敗で感じた”予感”「来季はレッドブルとの激戦が待っているはず」
ルイス・ハミルトンは、アブダビGPでマックス・フェルスタッペンが完勝したことで、来季はメルセデスとレッドブルが激戦を繰り広げると予想している。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2020年シーズンのF1最終戦アブダビGPでポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を飾った。メルセデスのバルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンはタイヤに苦しみ、フェルスタッペンに迫ることができなかった。
この結果は、最終的にランキングには影響を与えず、ボッタスがランキング2位、フェルスタッペンがランキング3位でシーズン終了となった。
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しかし、ハミルトンはこのレースの結果が、来年メルセデスがレッドブルから厳しい挑戦を受けることになるということを証明していると感じたようだ。
「来年は間違いなく激戦が待っている」
アブダビGP後、ハミルトンはそう語った。
「それに疑いはない。彼らは強いだろう。彼がドライブしていたマシンは来年も使うし、それは僕たちも同じだ」
「僕はそのチャレンジとバトルに興奮しているよ」
ボッタスもハミルトンの考えに賛同。最終戦でレッドブルに敗れたことで、メルセデスのモチベーションは高まったと語った。
「大局的に見ると、最終戦でレッドブルに負けたことで、このようなことが二度と起こらないよう冬に向けて頑張ろうというモチベーションがさらに高まったと思う」
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、今回の敗北はメルセデスへの叱咤だとコメント。トラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは、なぜ競争力がなかったのかを理解する必要があると話した。
「根本的に、今日は最高のマシンを持っていなかった」
「セッティングの問題なのか、それともこのサーキットがレッドブルに適していたのか、もっと多くのことができたのではないか考えなければならない」
「まだまだ理解できていないことがたくさんあるので、これからの1週間くらいはそれに取り組んでいかなければならない」
「クルマのペースに違いは無かった。だからある意味、昨日(の予選で)負けてしまったんだ。僅差だったが、ポールポジションを失ったので、苦戦してしまったんだと思う」