恐れることはない……ハミルトン、チームの”オーバーワーク”を懸念

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恐れることはない……ハミルトン、チームの”オーバーワーク”を懸念
執筆:
協力: Jonathan Noble
2019/03/08 3:31

ルイス・ハミルトンは、メルセデスがライバルのフェラーリより優位に立とうとし過ぎるあまりに、一線を越えてはいけないと忠告する。

 2019年のF1開幕まであと1週間となったが、下馬評ではテスト好調のフェラーリがタイトルの最有力候補とされている。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、開幕戦の段階でフェラーリがメルセデスよりコンマ5秒ほどラップタイムが速いのではないかと語った。

 ハミルトンはまた、メルセデスが今年フェラーリを打ち負かすためには昨年以上に深い分析と開発が必要だと考えている。しかし必死になり過ぎるあまりに、大きな失敗を起こしてしまう可能性もあると警告する。

「それ(フェラーリの速さ)は確かに色々と難しくしている」

「僕たちは昨年、既にパフォーマンスの面で遅れをとっていたはずだ。だからそれまで以上にマシン開発に取り組む必要があった。そして現在はさらに高いレベルに到達する必要がある。つまりもっとパフォーマンスを引き出さなければならない」

「だがこういった状況では注意すべきことがある。それは一線を越えて失敗を犯してしまうことだ」

 さらにハミルトンはこのように続ける。

「僕たちは素晴らしいチームで、経験もある。僕たちがワールドチャンピオンを勝ち取ったことは決して偶然ではない」

「だからこそ勤勉でバランスのとれたチームである必要がある」

「確かに僕はドライバーとしてどうすればもっとパフォーマンスを引き出せるのかを考える必要がある。ただその答えは現時点で出ていない」

 プレシーズンテストで好調だったフェラーリは、早くから2019年型マシンの開発に注力したことが功を奏したのではないかとハミルトンは分析する。

「彼らはチャンピオンを目標に、非常に巨大なグループの下で仕事をしている。もし彼らのチャンピオンシップ獲得が厳しくなってくれば、早い段階で何人か翌シーズンの開発に加わる者が出てくるかもしれない」

「彼らは少なくとも僕たちより1カ月前に開発を始めたようだ。ただ僕たちもタイトルのために懸命に取り組んできた」

「使えるリソースは限られている。その時戦っているシーズンに力を注ぎ、確実にチャンピオンシップを勝ち取るのか、次第に開発をシフトし次のシーズンを良いものにしようとするのかを選ぶというのは、一般的なことだ」

「でも今年はルールが変更されるから、勢いを維持できるかどうかは分からない。だからバランスを見つけることが大事なんだ」

「イタリアではスタッフを解雇するのは容易ではないし、フェラーリの方が僕たちより人員が多くても驚かない。それに、タイトルを防衛する側と挑戦する側では事情も異なる。昨年もフェラーリはオフシーズンテストで調子が良かったけど、今年は昨年以上だ」

 しかしながらハミルトンは、タイトル5連覇中のメルセデスがライバルの挑戦に立ち向かう準備はできていると確信している。

「ライバルからの挑戦を受ける。恐れることはない。僕たちは懸命に働いたし、チームの成し遂げたことを誇りに思う」

「僕たちは僕たち自身の働きぶりにとても勇気づけられている。僕たちは頂点を目指しているが、そのやり方は分かっている」

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シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン 発売中
チーム フェラーリ 発売中 , メルセデス 発売中
執筆者 Pablo Elizalde
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