ハミルトン「メルセデスはまだ望んだ場所にはいない」テストで改善確認もトップまで遠いと認識
ルイス・ハミルトンはF1バーレーンテストでメルセデスが全体的に好調だったと認めつつ、まだ「望んでいる位置にはない」と語った。
F1のバーレーンテストに参加したルイス・ハミルトン(メルセデス)は、全体的に好調だったとしつつも、まだチームが目標には達していないと語った。
メルセデスの2024年新車W15はテストを通じて、昨年ハミルトンやジョージ・ラッセルをなやませたリヤエンドの“意地悪”な挙動などの欠点を解消してきたことを示唆してきた。
ただハミルトンは、ペースという面では目標をまだ達成できていないという考えを示している。
「僕らはやるべきことがあるのは分かっていた。そして、まだ望んでいる場所には到達していない」とハミルトンは言う。
「とはいえ、テストをするにあたって、そうなるだろうというのも分かっていたよ」
「発展させていくための素晴らしいプラットフォームを得られた。テストで得られたデータ全てを元に、今後数日はハードワークすることになる。来週のシーズン開幕がとても楽しみだし、いい形で挑めると思う」
チームメイトのラッセルはレッドブルがテストで示した驚異的なペースから、彼らが今もトップを走っていることに疑いの余地はないと語る。しかし、メルセデスとしては1年前よりもずっと良い状況にあると感じているようだ。
「このクルマはハンドリングも良いし、それはここに来る前のシミュレータでの感覚と一致している」
ラッセルはそう語る。
George Russell, Mercedes F1 W15
Photo by: Sam Bloxham / Motorsport Images
「ここから積み上げていくための、とても良いベースを用意できた」
「もっとラップタイムを詰めていかないといけないのは分かっている。テスト前からそうなるだろうとも思っていたけど、レッドブルはまたとても強そうだね」
「それはともかく、僕としては12ヵ月前よりずっと僕らは良い状況にあると自信を持てているんだ。(拠点の)ブラックリーとブリックスワースのチームのみんなが、正しい方向への一歩になるこのマシンで、僕らをこのポジションへと送り出してくれる素晴らしい仕事をしてくれた」
「今あるパッケージを最大限活用することがまず第一だ。そして第二として、ダウンフォースを盛ってその差を縮めることに集中する必要がある」
またメルセデスのトラックサイドエンジニアリングディレクターであるアンドリュー・ショブリンも、今回のテストで昨年のW14が抱えていた問題の多くを修正できたと確かめられたと語った。
「チームはW14から、不可欠だったハンドリングの欠陥などの修正のために懸命に取り組んできた。そして、それら多くの問題を解決できたようなので、素晴らしい」
「テストの過程で、我々はこのマシンについて理解を深めていくことができた。今後数日の課題は、結果をしっかりと分析し、レースウィークに向けて最適なパッケージとすることだ」
「テストからペースを予想するのは決して簡単なことではない。どのチームも自分たちのペースを隠したいときには、うまく隠すことができるんだ。しかし我々が12ヵ月前よりも遥かに良いポジションにあることは間違いない」
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