ハミルトン、モンツァのDRSトレインに懸念「暇つぶしにゲーム・オブ・スローンズでも見ようかな」
メルセデスのルイス・ハミルトンはF1イタリアGPの決勝レースでDRSトレイン状態になることを恐れており、そうなれば車内で「ゲーム・オブ・スローンズ」を楽しめるかもしれないと冗談めかした。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
ルイス・ハミルトン(メルセデス)はF1イタリアGP決勝レースでDRSトレイン状態になることを恐れている。そして、その場合には車内で人気ドラマを楽しめるかもしれないと冗談を語っている。
イタリアGPの予選でハミルトンは5番手タイムを記録。しかし今回規定数を超えるパワーユニット交換を行なっているため、グリッド降格ペナルティを受け、決勝レースは19番手からのスタートとなる。
決勝レースに向け、ハミルトンはDRSトレイン状態になるだろうと予測。レース結果はコース上での追い越しではなく、戦略とタイヤ勝負になるだろうと語っている。そして、展開の乏しいレースでは、暇つぶしに車内で人気ドラマの“ゲーム・オブ・スローンズ”を見られるのではと冗談も口にした。
「昨日(イタリアGP初日)のフリー走行ではバルテリ(ボッタス/アルファロメオ)の後ろを走っていたけど、彼を捕まえることも、追い抜くこともできなかった」
ハミルトンはモンツァ・サーキットにおけるDRSの効果について聞かれると、そう答えた。
「だから、明日は(DRSトレインで)スタックしないことを願っている」
「でも明日は、皆がDRSトレイン状態になって、ただドライビングして、戦略やタイヤの劣化を待つだけになる姿が目に浮かぶよ」
「iPadでも持っていこうかと思っていたんだ。DRSトレインでゲーム・オブ・スローンズの新エピソードを見るためにね」
チーム代表のトト・ウルフもハミルトンの懸念を理解している。ただ彼はW13のコーナースピードや、“クレバーな戦略”によって、ポイント圏内まで追い上げることができると確信している様子だ。
「まあ、彼も楽しみのためにはiPadは必要は必要だろうし、我々も楽しみのためにiPadが必要かもしれない」と、ウルフは冗談めかした。
「我々が恐れているDRSトレインが実現しないことを本当に願っている。しかし、コーナーは他のどのマシンよりも速く走れる良いレース向けのマシンを手にしているし、レースの展開がどうあれ、クレバーな戦略を実行すれば、ポイント圏内に戻すことができるだろう」
「アドバンテージになるかもしれないんだ。もちろん、彼が先頭に戻ってくることも可能かもしれないが、それは長丁場な戦いになるだろう」
しかしハミルトンはレースで戦略が関与する余地は少ないと、否定的だ。
「ピレリはピットストップの回数を増やすためにも、ここには一番柔らかいタイヤセットを持ち込むべきだった」
ハミルトンはそう語る。
「でも、彼らはハード側を持ち込んでいるから、(ピットストップは)1回しか起こらない」
「決勝は基本的に、1ストップが容易だ。だからストラテジーもあまり関係ないだろう」
「だからセーフティカー等が発生すればいいなと思っている。僕は今年、セーフティカーのタイミングなどがかなり不運だから、決勝はいいタイミングでセーフティカーが出てくれれば嬉しいね」
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