ハミルトン、メルセデスF1との契約延長は「レースの翌日にも」と示唆。締結は間近か

　F1スペインGP決勝で2位表彰台を獲得したメルセデスのルイス・ハミルトンは、決勝レース翌日の6月5日（月）にもメルセデスと新たな契約を締結する可能性があると示唆している。

　ハミルトンとメルセデスとの契約は2023年シーズン末に満了を迎える。7度のF1チャンピオンが再びチームと契約を結ぶのか、それともF1から離れるのか……新たな契約に関しては様々な噂が立ってきた。フェラーリ移籍の可能性という荒唐無稽な憶測まで飛び出したが、これについては関係者がすぐに否定している。

　ハミルトンとチーム代表のトト・ウルフは、大きな問題なく契約延長にたどり着けると度々示唆してきており、スペインGP終了後には締結が間近に迫っていることを強く示唆した。

　レース後の記者会見で、新たな契約の可能性について尋ねられた際、ハミルトンは次のように語った。

「まだ何もサインしていないけど、月曜日にトトと会うことになっていると思う。上手くいけば、締結できるかもね」

　ハミルトンの言う話し合いについては、Sky Sports F1から契約について質問を受けたウルフの発言にも裏付けられている。

「コーヒーを飲みながら座る時間が必要だと思う。30分はかかるだろうね」

Lewis Hamilton, Mercedes-AMG, 2nd position, is interviewed by Nico Rosberg after the race

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

　38歳のハミルトンはメルセデスとの契約に関して自身のパフォーマンスは問題がないと考えている。そして新たな契約によって、2024年にレッドブルへの挑戦に集中できると認めている。

「今回見てもらえれば分かるけど、僕のリザルトやパフォーマンスはその（契約の）影響は受けていないよ」

　そうハミルトンは言う。

「常に頭の片隅にはあるモノだと思う。だからこれが終われば、もっと先のことに集中できる」

「でもさっき言った通り、僕はこのチームでできる限り頑張っている。チームの中には強さとハングリー精神があると思うんだ」

「今回の表彰台は、本当に、本当に特別なモノだった。共に頑張ってきた仲間たちのワクワクを見られたんだからね」

「ファクトリーもエネルギーに溢れている。でも彼らは2秒たりとも楽しんだり喜んだりしないんだ」

「次のレースで勝つためにどうすればいいか、そのための仕事に戻るんだ。それが彼らの良いところだ」