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ブラジルGPに後悔なし……戦略ミスも、王者ハミルトン成長の”糧”に

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ブラジルGPに後悔なし……戦略ミスも、王者ハミルトン成長の”糧”に
執筆:
2019/11/29 3:14

メルセデスのルイス・ハミルトンは、ブラジルGPの決勝レースで結果的に表彰台を奪うことになってしまった”実験的”な戦略を、後悔していないと語る。

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ブラジルGPで敗れることに繋がった終盤の戦略について後悔しておらず、将来に向けて必要なものを経験することができたと感じているようだ。

 ハミルトンは、ブラジルGP決勝レース終盤にセーフティカーが出動した際にピットインを行ない、新品タイヤに交換するという選択肢を取った。これによってポジションをふたつ落とし、セーフティカー解除後にオーバーテイクして優勝を狙うという戦略だったが、結果的にはレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンと接触……3番手でチェッカーを受けることはできたが、アルボンとの接触の責任を問われてタイム加算ペナルティを科され、7位に降格することになった。

 レース後、メルセデスのテクニカルディレクターであるジェームス・アリソンは、正確な情報なしにハミルトンに戦略を決めさせることは、”馬鹿げた”ことであり、”ルーキーのようなミス”だったと語った。しかしハミルトンとチームは、今回のレースを教訓として、将来に向けて学ぶことができたようだ。

「それは、僕らにとって大きな出来事じゃない」

 そうハミルトンは語った。

「チャンピオンシップを懸けて戦っていたのなら、その戦略はなかったと思う」

「僕らは実験をしていたし、少しリスクを犯そうとしていた。しかしそれは報われなかった。ただ、それを経験できたのは良いことだ」

「僕らはその週末から、スムーズに過ごせた週末よりもおそらく多くのことを学ぶことができた」

「僕が最終的に決定を下した。僕には選択肢が与えられたんだけど、復帰するポジションについてはわずかに情報が間違っていた。そしてその後には、セーフティカーが長くコースに留まるということもあった」

「後から考えれば、他の選択をした方が良かったけど、そういうのはいつものことだ。でも今週末や来年に使うことができるいくつかのことを学ぶことができたから、僕が下した決断については後悔していない」

 ハミルトンは最終戦アブダビGPで有終の美を飾ることを目指している。

「ブラジルGPは確かに素晴らしい結果ではなかった。でも悪かった部分に集中するだけでなく、良い部分を認めることが本当に重要だと思う」

「当然、表彰台でフィニッシュできなかったのはネガティブなことだ。2位、もしくは3位になるのは簡単だったはずだ。でもミスを犯した……それを認めるのは良いことだ。ただその週末には、多くのポジティブなモノもあったんだ」

「ブラジルのような週末をまた過ごしたくはない。だから今週末は、正しくレースをできるようにするし、引き続き全力を尽くすつもりだ」

 ハミルトンのチームメイトであるバルテリ・ボッタスは、ブラジルGPでトラブルが生じたことにより、パワーユニットの交換は避けられず、最終戦アブダビGPではグリッド降格ペナルティを受けることになる予定だ」

「もしタイトル争いに残っていたなら、そのトラブルや今週末のスタート位置は、もっと痛手になっていただろう」

 そうボッタスは語った。

「全て決まったことだ。僕はペナルティを受ける。それが現実だ。でも日曜日にすべきアプローチを理解しており、それを最大限に活用する必要がある。そのポジションから、良い結果を手にできると、僕らは確信しているよ」

「僕はそれを受け入れ、挑戦だと捉えるようにする。少なくとも、オーバーテイクの良い練習になるはずだ」

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執筆者 Adam Cooper