ハミルトン、メルセデスの2022年用F1マシンに苦戦も「ストレスはそこまで感じていない」
ルイス・ハミルトンは、メルセデスが2022年シーズン開幕戦で苦戦したことに「あまりストレスは感じていない」としながらも、できるだけ上位争いに加わりたいと語っている。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
ルイス・ハミルトンは、2022年シーズン開幕戦でのメルセデスの苦戦に「あまりストレスは感じていない」と語っている。
メルセデス『W13』は、グラウンドエフェクトカー特有の症状であるポーパシングの影響を最も多く受けているマシンのひとつであり、プレシーズンテストから苦戦。開幕戦でもフェラーリやレッドブルの後塵を拝した。
レッドブル2台のリタイアにより、ハミルトンが3位表彰台を獲得し、チームメイトのジョージ・ラッセルが4位に続き、“ダメージの最小化”には成功した。
ただ、ハミルトンは開幕戦での表彰台獲得は幸運によるものだとして、レッドブルを襲った燃料システムのトラブルにメルセデスが「毎レースのように頼ることはできない」と語っている。
しかし、メルセデスの苦戦にはそれほどストレスを感じていないとハミルトンは言う。
「僕らは問題を抱えていて、それを解決するために戦っている」
「ただ、僕らのマシンにはポテンシャルが多いと分かっているから、早く改善するために一生懸命やっているんだ」
「解決策を編み出し、改善してパフォーマンスを引き出す上で、僕の後ろには最高の仲間がいるということに疑いはない」
「現時点ではあまりストレスは感じていないんだ。でも、一刻も早くバトルに加わりたい。できるだけ早く前進する必要がある」
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG
Photo by: Steve Etherington / Motorsport Images
ポーパシング対策として、メルセデスはダウンフォースを犠牲に車高を上げている。どれほど妥協しているのかと尋ねられたハミルトンは、パフォーマンス低下についてこう語った。
「正確な数字は聞かされていないが、大きいことは分かっている」
「例えば、僕らより前にいるマシンは低速域でもダウンフォースがすごいんだ」
メルセデスの巻き返しに自信は見せているものの、ハミルトンは連戦となる第2戦サウジアラビアGPでその成果が目に見えて分かることはないと考えており、復活の期待感を抑えるかのようにこう語った。
「この3日間で、膨大な量の作業が行なわれた」
「僕らが抱えている問題は理解しているが、その原因が何なのか、パフォーマンスを落とさずにどう改善すべきかは考えているところなんだ」
「レースの間が短いから、今週末に大きな違いはないよ」
ハミルトンはポーパシングによる乗り心地の悪さにより、長いストレートは「あまり面白くないかも」としながらも、“超高速の”ジェッダ市街地サーキットに興奮しているとコメントを残している。
また、新たなセットアップを模索する機会にもなるともハミルトンは語っている。
「ドライバーの立場から言えば、新しいことを試すのはとてもエキサイティングなことだ。それでパフォーマンスが発揮されれば嬉しいね」
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