アゼルバイジャンGP初日大苦戦から一転予選2番手ハミルトン「とんでもない結果」と喜び露わに
メルセデスのルイス・ハミルトンは、金曜日に大いに苦労しながらも、アゼルバイジャンGPの予選で2番グリッドを獲得できたことについて「記念碑的な結果」だと語った。
Lewis Hamilton, Mercedes W12
Charles Coates / Motorsport Images
アゼルバイジャンGPの初日に大いに苦戦したメルセデス勢だが、土曜日に行なわれた予選ではルイス・ハミルトンが2番グリッドを獲得。この結果についてハミルトンは「とんでもない」と喜びを露わにしている。
メルセデス勢はアゼルバイジャンGP初日のFP2で、ハミルトンとチームメイトのバルテリ・ボッタス共に2桁順位に終わった。
しかしチームは、リヤウイングをローダウンフォース仕様に変更。さらにウォームアップラップを2周行なってからアタックラップをする戦略を採り、これが功を奏してハミルトンが予選2番手タイムを記録することができた。また、Q3終盤に赤旗が出され、他の有力ドライバーがタイムを更新できなかったことも、ハミルトンの好結果を後押ししただろう。
ハミルトンの2番手は、今回のレースの優勝最有力であると見られているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を凌ぐモノ。この予選結果について、ハミルトンは喜びを隠さなかった。
「僕らは間違いなく、このような結果を期待していなかったと思う」
そうハミルトンは語った。
「これは僕らにとってとんでもない結果だ。週末を通じて、僕らは信じられないほど苦戦していたからね」
「僕らは落ち着きを保ちつつも、裏では難しい議論を続けてきた。そして互いに挑戦を続け、決して”できない”とは言わなかったんだ」
「僕らはこの2日間動き回り、多くの変更を加えた。無駄かもしれない努力を続けたんだ。とても難しいことだったけど、一晩かけた仕事、そしてセッション中の作業は素晴らしかったと思う」
「みんなが前を向いていることは、本当に誇りに思っている。そしてここにいることができ、ライバルたちと非常に近い位置にいられるのは、素晴らしい結果だと思う」
ハミルトン曰く、モナコ同様タイヤを温めることに苦しんだことが、初日の苦戦に繋がったという。
「このタイヤを機能させ、マシンの限界を探ろうとするのは、とても難しいことだった」
そうハミルトンは語った。
「僕らのマシンがどういう状況にあるか、それを理解するのは、長い間にわたって最大の課題だったと思う」
「彼女(マシン)は、週末の間ずっと満足してくれていなかった。最悪な状況が続いていたんだ。でも僕がこのポジションにいること、バルテリもトップ10に入れたことは大きな飛躍だし、素晴らしいチームワークのおかげなんだ」
アタックラップには苦労していたものの、金曜日のFP2でハミルトンは、印象的なペースでロングランをこなしていた。しかしこのペースを日曜日にも発揮できるかどうかは分からないと、ハミルトンは語る。
「僕らのレースペースは、1周のアタックラップのペースよりもずっと良かった」
そうハミルトンは語った。
「1周のアタックではライバルに大きく遅れていたが、レースペースではかなり接近していたんだ。どうしてそうだったのか、その理由は分からない。でも、日曜日も同じ状況にいることを期待したい。決勝では彼ら(レッドブルとフェラーリ)に、戦いを挑むことができると思う」
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