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ハミルトン、フェラーリ会長との”会談”認めるも、移籍は「考えたこともない」

ルイス・ハミルトンは、フェラーリ移籍の可能性について、そしてメルセデスを離れることについては、真剣には考えたことはなかったと語った。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11, battles with Charles Leclerc, Ferrari SF1000

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 今シーズンのF1を制し、史上最多タイとなる7回目のF1王座獲得を決めたルイス・ハミルトン(メルセデス)。彼は昨年の終盤にフェラーリ会長であるジョン・エルカーンと会談したことが明るみに出たため、フェラーリに移籍するのではないかとの噂が立った。

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 フェラーリはその後、セバスチャン・ベッテルとの契約を解除したものの、シャルル・ルクレールのチームメイトに若いカルロス・サインツJr.を迎え入れることを決めたため、ハミルトン獲得の可能性は非常に低くなっているように見える。またハミルトン自身も、メルセデスと契約延長寸前であると報じられている。

 ハミルトンはバーレーンGPを前に取材に応じ、エルカーン会長と話したことは認めつつも、メルセデスを離脱することについて真剣に考えたことはないと語った。

「チームを去ることについては、まったく考えたことはなかった」

 そうハミルトンは語った。

「ドライバーとして、そして人として、次の段階を検討したり、人生の次の期間についての取り組みを考える時、自分の選択肢が何であるのかを分析しなければいけないのは当然だと思う。正当な評価を行ない、賛否両論があることを確認しておく必要があるんだ」

「僕たちの価値観が一致したのか、タイミングが賢明だったのかは分からない。とにかくそれ(フェラーリ移籍)を意図したモノではなかった」

「そう言われても、僕は気にしていない。僕はメルセデスとの旅をとても誇りに思い、感謝すらしている」

 ハミルトンは、F1デビュー以来メルセデス以外のエンジンが搭載されたマシンでレースを戦ったことはない。そして2013年からメルセデスのワークスチームに加入し、6つのタイトルを獲得した。もうひとつのタイトルは、彼がデビュー2年目、マクラーレンに在籍していた2008年に獲得したモノだ。

 ハミルトンはメルセデスで成し遂げてきたことを振り返り、チームの雰囲気とサポートが、在籍し続ける上で重要な要因だったと語る。

「僕にとっては、長いこと家族の一員であり続けた、このスポーツのキャリアにおける唯一のチームだと思う」

 そうハミルトンは語った。

「ここで共に過ごしてきた素晴らしい人たちを見れば、彼らはみんなメルセデスのブランドの一部だった。成長していく道のりの一部だったとしても、彼らはその家族の一部として、関わってくれたんだ」

「それが、僕に刻み込まれた忠誠心になった。僕にとってはとても大きく、非常に重要な価値だと思う」

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