ハミルトンの”ナンバー1”は1度限り。「個人的には嫌い」も変更の理由は?
ハミルトンは、アブダビGPのFP1でカーナンバーを1番に変更した理由を説明。個人的にはあまり好きじゃないとも明かした。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、アブダビGPのフリー走行1回目にカーナンバー1がつけたマシンを走らせた理由を説明。個人的には本来のナンバーである”44”の方が好きだと明かした。
F1では、2013年まで前年の成績に応じてカーナンバーが変動していたが、2014年から各ドライバーに固有のナンバーが割り当てられ、前年の成績に関係なく同じナンバーを使い続けることになった。その唯一の例外がチャンピオンで、タイトルを獲得した翌年は”カーナンバー1”を使う権利を得られる。
2014年から2017年までに3度タイトルを獲得したハミルトンだが、自身の固有ナンバー”44”を使い続けてきた。
しかしFIAの特別許可を得て、今週末のアブダビGPのFP1でハミルトン車のフロントノーズにカーナンバー1が掲げられた。なおその後のFP2では、元の44番に戻された。
金曜日の走行を終えた後、ハミルトンは「個人的にそれ(カーナンバー1)は好きじゃない。全く好きじゃないんだ」と語った。
「1セッションだけだったんだ。それ以上の意味はない」
「そうした理由は、僕がこのチームに来て6年間で4度のタイトルを獲得してきたのに、一度もナンバー1をつけたことがなかったからだ。そうするのがいいと思った」
「(2009年に)ジェンソン・バトンがタイトルを獲得し、ブラウンGPからマクラーレンに移籍してきた時のことを覚えている。彼がマクラーレンに、ナンバー1を持ってきたんだ」
「マクラーレンがナンバー1をつけることができるのは変だ。移籍するチームがどこであれ、そうすることができたんだ」
ハミルトンは、今回限りとはいえナンバー1をつけたのは、メルセデスのチームスタッフのためでもあると話した。
「ある時、エンジニアかメカニックがそうするように求めてきたことがあったのを覚えている」
「1セッションだけ、それをマシンにつけるのはクールだと思ったんだ。そうすれば、彼ら(チームスタッフ)がどこかで写真を撮ることができるし、自分たちがナンバー1なんだと誇りに思うことができる」
「44番は僕の特別なナンバーだ。実際チームのみんな、特に僕のマシンのスタッフは、移動の時に44番のバスを見つけてしまうし座席番号も44番を選ぶと、僕に言ってくれる」
「それは彼らの人生の一部にもなっているんだ。素晴らしいことだし、それは彼らが僕と一緒にいてくれるということなんだ」
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