王者ハミルトンも焦った?「序盤戦は『ボッタス2.0』からプレッシャーを感じた」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、シーズン序盤戦に好調だったバルテリ・ボッタスからプレッシャーを感じていたことを明かした。
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、2019年の開幕戦でチームメイトのルイス・ハミルトンを下して勝利を収めた。レース中には最速ラップを記録し、フィニッシュ後には「今まで色々言ってくれたみなさん……f*** you!」と無線で叫ぶなど、強いインパクトを残した。
2018年は未勝利に終わったボッタスだが、2019年は開幕からスタートダッシュを決め『ボッタス2.0』に進化したと言われる。第2戦バーレーン、第3戦中国はハミルトンが制したが、第4戦アゼルバイジャンで再びボッタスが優勝し、ポイントリーダーに返り咲いた。
ハミルトンは2019年シーズンの序盤戦を振り返り、強さを示すボッタスからプレッシャーを受けていたと話した。
「メルボルンでは予選は良かったが、決勝ではダメージを負ったことで(ボッタスに)敗れてしまった」
「シーズン最初の数レースは僕にとって完璧なものではなかった。もちろん悪いというほどではなく、平均点以上だとは思っているけど、『ボッタス2.0』という名のプレッシャーがあったと思っている。僕たちは4戦を終えて、2対2だったんだ」
「僕は気持ちをしっかりと保つ必要があった。外的要因に影響を与えられてはいけないんだ……しかしそれを見過ごすことはできなかった」
そう語ったハミルトンだが、第5戦スペインから4連勝し、タイトル争いを一気に優位な展開に持ち込んだ。ハミルトンは最終的にシーズン11勝を挙げ、歴代最高となる413ポイントを獲得した。
人々をあっと言わせるパフォーマンスを見せることよりも、一貫性のあるシーズンを送ることを優先したのか尋ねられたハミルトンは、次のように答えた。
「レースにおける一貫性の向上は、僕にとって非常に重要だった。だから健康面など他の分野にも気を配った」
「常に前を向いていたらいつの間にか時間が過ぎていて、夏休みに入った時、『ワオ、もう8勝もしている』と思ったし、それらのこと(ボッタス2.0など)は忘れてしまっていた」
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