メルセデスはたくさんの問題と戦っている……王者ハミルトンが抱える”不安”
メルセデスのルイス・ハミルトンは、チームは”たくさんの問題”と戦っており、特にエンジンの信頼性の問題を心配していると認めた。

今年のメルセデスは、パワーユニット(PU)の信頼性の問題に悩まされている。チームは、テスト前後半合計で3回のPU交換を強いられることになったのだ。カスタマーチームのウイリアムズも同様に、複数回のPU交換を実施しており、信頼性への懸念が、今年のメルセデスにとっては最大の脅威だと言えるかもしれない。
F1プレシーズンテストの最終日、午前中のドライブを担当し、開幕前全てのプログラムを終えたハミルトンは、マシンのポテンシャルには手応えを感じているものの、チームは全てに満足できたわけではないと語る。
「良い冬のテストができたと思う」
ハミルトンはそう語った。
「しかし、完璧ではなかった。解決すべき問題がたくさんあることが分かった」
「解決するまでにどれくらいの時間がかかるのかは分からない。しかし、テストでそれが発見されるのは悪いことじゃない」
「それ以外の部分では、僕らのパフォーマンスや昨日を除く走行距離でも、そしてそのプロセスと途中で発見したモノについても、非常によかったと思う。他のチームと比べて僕らがどの位置にいるのか、僕には分からない。おそらくチームは、それについてよりよく理解しているはずだ」
PUのトラブルを心配しているかと尋ねられたハミルトンは「心配かって? そりゃあ確かにね」と語った。
「いつもなら、プレシーズンテストでは僕らは遥かに自信を持っていた。だから完璧ではなかった。2基もしくは3基のエンジンを使ったんだからね」
「だからこの状況は、僕らにとってはリラックスできるものでも、簡単なモノでもない。でも僕は、ファクトリーに戻ってきたスタッフたちが、正しい形でシーズンをスタートするために、できる限りの仕事をしてくれるということに自信を持っている」
ただハミルトンは、信頼性の問題を別にすれば、ニューマシンW11にはかなりの手応えを感じているようだ。
「他のみんながどこにいるかは分からない。でも、マシンのことはよく理解できている」
そうハミルトンは言う。
「僕はメルボルンでマシンを使いこなすということについては自信を持っている。そして、そのマシンを最大限に使いこなし、アタックできるということも分かっているんだ。でも、他チームの先を行くのに十分だと思えるモノがあると分かった場合、僕らはそれを探すことになる」
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