メルセデス、フランスGP初日は”期待外れ”? ハミルトン「全体的にダウンフォース不足」
ルイス・ハミルトンは、F1フランスGPの初日を終えて、メルセデスには想定していたほどのパフォーマンスはないと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
メルセデスは、F1フランスGPで好パフォーマンスを発揮できるのではないかと期待していた。しかし初日を終え、ルイス・ハミルトンは期待ほどの速さはなかったと語った。
メルセデスは路面のバンプが原因で起こるバウンシングが、パフォーマンスを発揮する上での障害となっていた。
フランスGPの舞台であるポール・リカールは路面がスムーズなため、レッドブルやフェラーリに肉薄することもできるのではないかとメルセデスは期待を寄せていたのだ。
しかしハミルトンとチームメイトのジョージ・ラッセルは、フェラーリやレッドブルのペースには及ばず。ラッセルはペースセッターのカルロス・サインツJr.(フェラーリ)からコンマ7秒差の4番手。ハミルトンはさらに0.2秒遅れの5番手となり、ふたりは期待したほどうまくいかなかったと認めている。
「僕たちには、まだやるべきことがたくさんある。片付けなくちゃいけない問題が山積みなんだ」
そうハミルトンは語った。
「マシンは素晴らしいとは言えないし、その理由も分からない。でも、一晩で少しは進歩できることを願っているし、明日はそうなることを期待しているよ」
Lewis Hamilton, Mercedes W13
Photo by: Alastair Staley / Motorsport Images
ハミルトンは苦戦の原因について、シーズン序盤から苦しんできたポーパシングやバウンシングなどではなく、全体的にダウンフォースが不足しているからだと話す。
「どこでもそう(ダウンフォース不足)だよ。どのコーナーもそうだ」
「データを深く掘り下げてみないといけない。でも、今日はダウンフォースが足りないように感じるんだ。でも、それ以外は問題ない」
「つまり、さらに後ろにいる人たちに共感するしかないんだ」
「全体的に言って、今の世代のマシンはかつてのマシンと比べ、グリップなどの点で間違いなく今ひとつだと思う」
「でもまだこの世代の1年目だ。でもそうだね、僕らにはやらなければならないことがある。今週末は予想よりも少し遅れているんだ」
ラッセルは、メルセデスが1周のペースよりもレースペースの方が良いと考えている。しかし、表彰台を現実的に狙うには、予選で失敗して中団に落ちてしまうわけにはいかないという。
「燃料が少ないときよりも多いときのほうがペースは良かったと思う。だから明日は、僕らとトップ4の間に中団のクルマが入らないよう、最適化する必要があるんだ」
「でも、フェラーリは僕らより強いと思うし、マックス(フェルスタッペン/レッドブル)はいつも通りとても速そうに見える。だからやることがあるんだ」
ラッセルは、この週末に向けてのポテンシャルに大きな期待を寄せていたものの、チームが優勝する可能性は低いと考えている。
「アウトサイドショット(ダークホース)というのが正しい表現だろう」
「今日の僕らは、期待していたよりも少しばかりペースが遅れている。ファクトリーに戻ってやるべきことがある。でも、決して絶対とは言わないよ」
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