レッドブルに勝つためには1ストップに”固執”するしかなかった……2位敗北のハミルトン「それでも良いレースだった」

メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1フランスGPでレッドブルを倒すためには、1ストップ作戦に固執するしかなかったと語る。

レッドブルに勝つためには1ストップに”固執”するしかなかった……2位敗北のハミルトン「それでも良いレースだった」

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1フランスGPの決勝でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンに敗れ、2位でフィニッシュした。ハミルトンは急遽2ストップ作戦に切り替えたレッドブル陣営の戦略の前に屈した格好となったが、彼曰く1ストップに固執するしか、レッドブルに勝つチャンスはないと感じていたという。

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 フランスGPの決勝レースは、スタート直後のターン1で、フェルスタッペンがオーバーラン。これでハミルトンが労せずして首位に立つと、レースはそのまま進行していった。

 しかしフェルスタッペンが1回目のピットストップを行ない、ミディアムタイヤからハードタイヤへと履き替えると、翌周ハミルトンがピットイン。このタイミングでフェルスタッペンによるアンダーカットを成功させ、ハミルトンはフェルスタッペンに先行を許すことになった。

 先頭に立ったフェルスタッペンだが、ハミルトンを引き離すには至らず。レースはこう着状態となった。そして、32周目にレースは動いた。

 通常のセオリーであれば、先頭を走るドライバーが先に動くということはまずありえない。しかし32周目、レッドブルは首位を行くフェルスタッペンをピットに呼び戻し、2回目のピットストップを行なってミディアムタイヤを履かせることを選んだ。

 メルセデスはこのフェルスタッペンの動きには反応せず、1ストップで走り切ることを選択。猛追するフェルスタッペンは当初20秒ほどあった差を削りに削り、残り2周というところでハミルトンをオーバーテイク。モナコGPに次ぐ、今季3勝目を挙げた。

「彼は既にかなり先に行く形になってしまっていたから、僕らに残っていた唯一の選択肢は、ステイアウトすることだった」

 2ストップに切り替える選択肢はなかったのかと尋ねられたハミルトンは、レース後にそう語った。

「(たとえ2回目のストップを行なったとしても)彼はもう先に行っていたし、彼らのストレートスピードは速すぎたので、抜くことはできなかっただろう」

「だから唯一の選択肢は、できるだけ長く走り続けて、タイヤが保つということを期待するだけだった」

 結果としてレッドブルはチームとして3連勝を達成し、フェルスタッペンはドライバーズランキングでハミルトンに対するリードを12ポイントに拡大した。

「僕らはペースを上げなければいけない。それは確かだ」

 そうハミルトンは語った。

「今日タイムを失っていたのは、ほとんどストレートだった。だからデータを掘り下げて確認し、それがパワーの問題なのか、それとも空気抵抗なのかを理解しなければいけない。それでも、僕らには良いパッケージがある」

 ハミルトンは、最初のピットストップでフェルスタッペンにアンダーカットされた理由は「本当に分からない」と語った。

「彼らがどれくらい強いのかは分からなかった」

 そうハミルトンは言う。

「でも本当に驚いたのは、とても早い段階でフロントタイヤを使い果たしてしまったことだ。しかし彼らは良い戦略を持っていて、その戦略は今日本当にうまくいった」

 ただハミルトンは、ライバルを讃えることも忘れなかった。

「マックスおめでとう。彼は今日素晴らしい仕事をした」

「彼らは週末を通じて、ストレートスピードが優れていた。そして金曜日にすごく苦労したことを考えれば、今日の結果には本当に満足している」

「僕らはレースをリードしたこともあったけど、勝つことはできなかった。最後にはタイヤが残っておらず、残念ながらポジションを失ってしまった。しかしそれでも、良いレースだったと思う」

 

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