ハミルトン、フェルスタッペン”メルセデス加入”の可能性を語る
メルセデスのルイス・ハミルトンは、もしマックス・フェルスタッペンがチームに加入することになれば、同じマシンで打ち負かすことができるため、”ある意味”では有益であると考えている。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
マックス・フェルスタッペンは、2016年のスペインGPからレッドブルに加入し、そこからこれまでの間に7勝を挙げてきた。そのフェルスタッペンは、2020年までのドライバー契約をレッドブルとの間に結んでいる。
しかしレッドブルとフェルスタッペンの間には、早期に契約を打ち切ることができる特別条項があると言われている。そのためフェルスタッペンには、来季バルテリ・ボッタスの後任としてメルセデスに加入するのではないかとの噂が広がっている。
もしフェルスタッペンのメルセデス移籍が実現するならば、ルイス・ハミルトンのチームメイトになるということになる。しかし当のハミルトンは、ボッタスがチームに加入して以来良い関係を築いているため、ボッタスがチームに残留することになれば、嬉しく思うだろうと語った。
「正直に言って、(ボッタスとの関係には)問題ない。これまでも言ってきた通り、僕はバルテリと一緒に仕事をするのが好きだ。そして、それ(フェルスタッペンがチームに加入すること)がチームにとってどのように機能するのか、僕には分からない」
ハミルトンはハンガリーGPの前に、フェルスタッペン加入の可能性について尋ねられた際にそう語った。
「僕はどうでもいいと言っているわけじゃない。共に働く人については、いつでもポジティブな可能性とネガティブな可能性がある。でも、僕はそれについて特に意見はないよ」
「いくつかの部分で、それ(フェルスタッペンの加入)は僕にとってうまく働くかもしれない。僕らは今、違うクルマに乗っている。だから、同じチームになるのが、彼を倒す唯一の方法なんだ」
今年のフェルスタッペンは、素晴らしいパフォーマンスを示している。そのため、F1における代表的なドライバーのひとりに数えられている。
今、ハミルトンよりも強いのではないかと尋ねられたフェルスタッペンは、次のように語った。
「僕はそういうことについては何も言わない。そしてそれについて気にしたこともない。僕にとって最も重要なことは、トラック上でパフォーマンスを発揮することだ」
フェルスタッペンはドイツGPで今シーズン2勝目を挙げたが、ハミルトンから63ポイント遅れのランキング3番手となっている。しかしタイトル獲得の見通しについては慎重な姿勢を崩していない。
「メルセデスが今季優勢なスタートを切ったので、捕まえるのは本当に難しいと思う」
そうフェルスタッペンは語った。
「僕らは挑戦するつもりだけど、チャンピオンシップについては考えていない」
フェルスタッペンに今年のタイトルを狙うチャンスがあると思うかと尋ねられたハミルトンは、「時が来れば分かるよ」と語った。
「彼ら(レッドブル)は素晴らしい仕事をしたと思う。彼らは明らかに、かなりの数のレースで素晴らしい仕事をした」と、ハミルトンは言う。
「直近のレースでは、僕らはそれほど素晴らしい仕事ができなかった。むしろかなり酷い仕事をしてしまった。それによって、彼らの仕事がより良いモノになった」
「だけどそれでも、僕らは自分自身のことに集中し続けなければいけない。他の人に集中して、気を取られてはいけないんだ」
「彼らはここ(ハンガリー)で、おそらくとても速いだろうと思う。そして、シンガポールのような場所でも速いだろう」
「様々な側面で、常に先を行くこと、先頭を走り続けることよりも、追いついていった方が簡単だ。しかし、彼らが進歩するのを見るのは素晴らしい。僕らは競争を求めているんだ」
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