レース後“グッタリ”のハミルトン、疲労感の正体は新型コロナの後遺症?「シルバーストンでも似たような感じだった」
ルイス・ハミルトンは、F1ハンガリーGP後に疲労のためドクターの付き添いを受けたが、昨年感染した新型コロナウイルスの後遺症が残っているのではないかと考えている。
Lewis Hamilton, Mercedes, 3rd position, with his trophy
Glenn Dunbar / Motorsport Images
波乱のレースとなったF1ハンガリーGPでポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、チームの戦略ミスにより最後尾まで落ちるも怒涛の追い上げで3番手フィニッシュ。ハードな戦いを終えたハミルトンは、表彰式でも膝に手を置く場面が見られるなど疲労の色を隠しきれない様子で、レース後はチームドクターに付き添われていた。
極度の疲労と軽いめまいを感じていたというハミルトンは諸々のメディア対応を遅らせたが、体調が落ち着いた後にFIAの記者会見に出席し、通常のTVインタビューにも対応した。
その中でハミルトンは、昨年末に新型コロナウイルスに感染し、サクヒールGPを欠場したことを引き合いに出して次のように語った。
「レース後は本当に疲れ果ててしまった。これまでの表彰台の中でも特に奇妙な感じだった」
「本当にめまいがしていて、表彰台の上では視界がぼやけていた。去年はああいうこと(新型コロナ感染)があったからこの1年ずっと健康を維持しようとしてきたんだけど……それでもキツかった」
ハミルトンはまた、通常よりも強い疲労感を感じたのは今年に入ってこれが初めてではないとして、新型コロナウイルスの後遺症がその原因ではないかと考えている。
「特に誰かとそういう話をした訳じゃないんだけど、それ(新型コロナの後遺症)が長引いているんだと思う」とハミルトンは言う。
「コロナにかかった時の影響を今でも覚えているし、あれからトレーニングも少し変わっている。疲労の度合いも変わってきているし、それは本当に大変なことなんだ」
「これからも自分ができる最善の方法でトレーニングや準備を進めていきたいと思う。水分補給(の不足)が原因かもしれないけど、とにかくこれまでにこんな経験はしたことがない。シルバーストンでも似たようなことが起こったけど、今回はそれより酷い」
また今回のレースで優勝したエステバン・オコンは、ハミルトンが疲労を感じていたことに驚きはないとして、暑さとコースレイアウトがその要因だろうと語った。
「本当にキツいレースだった」とオコンは言う。
「全体的にこのコースでは暑さと湿気、そしてコーナー(の多さ)が組み合わさっている」
「息抜きができないので、最後まで真剣にマシンと格闘する必要がある。僕も元気が残ってないし、完全に力尽きたような感じだ。ルイスに何か問題があるとか、そういうことではない。今夜はよく眠れると思うよ」
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