ハミルトン「フェルスタッペンは限度を越えている」ライバルのコース上での動きに苦言漏らす

ルイス・ハミルトンはF1サウジアラビアGPにおけるマックス・フェルスタッペンの動きは”限界を越えていた”と考えており、冷静さを保つことが難しかったと話した。

ハミルトン「フェルスタッペンは限度を越えている」ライバルのコース上での動きに苦言漏らす

 初開催となったF1第21戦サウジアラビアGPは、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が優勝。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)と同点で最終戦へ挑むことになった。

 結果だけ見るとハミルトンはついにフェルスタッペンのリードを削りきり、最終戦までタイトル争いをもつれ込ませることに成功したと言える。ただハミルトンはライバルのレース中の動きに不満を感じている様子だった。

 サウジアラビアGPではハミルトンとフェルスタッペンが先頭を争っている最中に、フェルスタッペンが何度かコース外を走行するシーンがあった。

 フェルスタッペンにはポジションを譲るよう指示が飛んだが、最終コーナーで減速したフェルスタッペンに対し、ハミルトンが衝突。フロントウイングの翼端板を破損する結果につながってしまった。

 この接触でフェルスタッペンには10秒のタイム加算ペナルティが決定。ただ最終結果に影響は及ばず、彼の2位は変わらなかった。

 レース後、ハミルトンは「僕としては、冷静さをキープし続けなくてはならなくて、本当に難しかった」とコメントし、フェルスタッペンが限界を越えていると苦言を呈した。

「人生を通じて多くのドライバーとレースをしてきた。28年の間に、いろいろなキャラクターのドライバーに会ってきた。そして限度を越えたような人が何人かいる。ルールに当てはまらなかったり、ルールについて考えないようなやつがね」

「僕は今日、コース上では自分と会話をして、白線の内にマシンをキープし、正しいやり方でレースをしようとしつづけていた」

 そしてフェルスタッペンは”限度を越えた”ドライバーのひとりかと尋ねられると、ハミルトンは「彼は確かに限度を越えている」と答えて、更にこう続けた。

「僕は何度も彼との衝突を避けてきた。僕は自分がそういうことをするようになるとは思っていない。なぜなら、また後日戦えるように生き延びないといけないんだ。僕はそうしてきた」

 ハミルトンは今回起きた接触について、ポジションを譲ろうとしたフェルスタッペンの急減速行為が理解できなかったと語っている。

「情報が入っていなかったから、何が起こっているのか本当に分かっていなかったんだ」

「彼は本当に急に減速しはじめて、僕は何かクレイジーな作戦でもとり始めたのか? なんて思っていた。サッパリだったんだ」

「だけど急ブレーキという形で、突如としてメッセージをぶつけられた。急激な減速に、僕は彼の後ろでもう破滅寸前で、ふたりとも駄目になるところだった」

「彼にとっては、僕ら両方がフィニッシュできなくても問題ではなかったかもしれない。でも僕にとってはそうじゃない。何が起こるか、興味深いね」

 今シーズン最終戦のアブダビGPに向けて、フェルスタッペンとハミルトンは全くの同ポイントとなっている。

 1週間後の決戦に向け、ハミルトンは「個人的には落ち着いている。ボクシングのリングに上がるような気持ちで、準備はできているよ」と語っている。

 
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