ルイス・ハミルトン、通算100勝達成目前で足踏み「長く待たされているように感じる」
通算100勝到達にここまで4レースで足踏み状態となっているメルセデスのルイス・ハミルトンは、「これまで以上に長い時間がかかっている」と感じていることを明かした。
メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1での99勝目を7月のハンガリーGPで達成した。そして前人未到となる100勝目に到達するのも時間の問題だと思われたものの、その後のグランプリでは勝利を挙げられておらず、ここまで4レース足踏み状態となっている。
そのハミルトンは、最大のライバルであるレッドブルのマックス・フェルスタッペンがパワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを受けたため、ロシアGPで100勝を達成する可能性が高まった。しかしながら難しいコンディションとなった予選をうまく立ち回ることができず、ランド・ノリス(マクラーレン)、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)、ジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)に先行されてしまい4番グリッドからのスタートとなった。
ハミルトンは予選後、100勝達成までにこれまで以上に長く待たされているように感じていると語った。
「それはいつか来るだろう。もちろん、今回の決勝に全てをかけ、100勝を達成するつもりだ」
そうハミルトンは語った。
「それはすごい数字だ。それを手にするまでに、これまで以上時間がかかっているように思う。待たされるには、かなり良い数字だよ」
ハミルトンは現在、ドライバーズランキング首位のフェルスタッペンから5ポイント遅れをとっている状態。その差を埋め、リードを築くために勝利を収めるべく、今回のレースではできるだけ早くポジションを挙げ、勝利を手にしたいとも語った。
なおイタリアGPでの事故の際、フェルスタッペンのマシンのタイヤが、ハミルトンのヘルメットに接触したため、レース後ハミルトンは首に痛みがあると訴えていた。
この痛みをまだ抱えているのかと尋ねられたハミルトンは、金曜日に事故後初めてドライブした後には少し痛みがあったことを明かした。
「先週はたくさんのことをした。でも問題はないよ。トレーニングには戻れたし、ここに来た後も問題なかった」
そうハミルトンは語った。
「でもマシンに最初に乗った日の後、首の後に少し張りを感じたんだ。朝起きた時にも少し痛みがあった……昨日は痛みがあったから、それを改善するように取り組んだんだ」
「筋肉に少し痛みを感じて目が覚めた。だからアンジェラ(カレン/ハミルトンの専属フィジオ)は今朝、張りがあるところをほぐそうとしてくれた。そして筋肉を緩めるためにみなさんも使うような、マッサージ器を使っていた」
「でも基本的には大丈夫だ。少し張りがある感じなだけだよ」
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