ルイス・ハミルトン、ジョージ・フロイドを殺害した警官への”有罪判決”にコメント「記念碑的な出来事」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、白人警官がジョージ・フロイド殺害で有罪判決を受けたことについてSNSにコメントを投稿。「記念碑的な出来事だ」と語った。
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
2020年の5月にアメリカのミネアポリスで発生した、黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官から暴行を受けたことにより死亡した事件。この裁判が地元の地方裁判所で行なわれ、元警察官のデレク・ショービン被告に、殺人などの罪により有罪判決が下った。
この判決について、メルセデスのF1ドライバーであるルイス・ハミルトンがSNSでコメントを発表した。
ハミルトンはF1で唯一の黒人ドライバーであり、このフロイド氏の事件を含め、人種差別に反対の声をあげ続けてきた。また、世界中の多様性促進を訴える運動にも、積極的に携わっている。
ハミルトンは判決が下った後、ソーシャルメディアに次のようにコメントした。
「ジョージのための正義だ! 今の感情を説明するのは難しい。デレク・ショービンは有罪判決を受けた。ミネソタ州で白人の警察官が、黒人男性を殺害したとして有罪判決を受けるのは、これが初めてだ。これは記念碑的なこと。ジョージの死は、決して無駄ではなかった」
「今日のデレク・ショービンに対する裁判の結果は、正しいものだ。3つ全ての容疑(第2級殺人罪=意図的な暴行で死亡させた、第3級殺人罪=著しく危険な行為で死亡させた、過失致死罪)で彼に有罪判決が下ったことは、人種的正義のための戦いの新たな夜明けだということを示している」
「今回の裁判は、デレク・ショービンがジョージ・フロイドの命を奪ったことについて、彼の行動に責任を負わせる、司法制度にとっての機会だった。これに正しい裁定が下り、正義がもたらされたということについて、我々は今安堵のため息をつくことができる」
「今日の判決は、ジョージと彼の家族にとっては悲しい勝利だ。しかし正義を進めていくための我々の努力が、決して無駄ではないことを示している。黒人の声が聞き届けられ、行動が起きている。我々が共に立ち上がれば、物事を変えることができるのだ」
「ただ今回のことは、平等な社会を生み出すための道の、第一歩にすぎない。ジョージの死後も、他の多くの黒人が警察の手により命を奪われた。今の勢いが、今後も続いていくように進めていく必要がある。戦いはまだ終わっておらず、やるべきことはたくさんある。しかし今日は、希望の微かな光を、考えることができる」
「僕の想いは、ジョージと彼の家族と共にある。今回の結果から、彼らが少しでも安堵の気持ちを感じてくれていればと思う #BlackLivesMatter」
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