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ハミルトンはもっと、もっと強くなる? 「今年別レベルになる」とSNSで決意表明

これまで通算6度のF1世界チャンピオンに輝いているルイス・ハミルトンは、これまでとは”別のレベル”で働くことを目指すため、F1で”マシン”になると語る。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1

写真:: Daimler AG

 今のF1を”支配”していると言っても過言ではない、メルセデスのルイス・ハミルトン。彼は2016年こそチームメイトのニコ・ロズベルグに惜敗したものの、ここ6年中5年でF1ドライバーズタイトルを獲得している。2008年にマクラーレンに在籍していた時代にも、彼はワールドチャンピオンに輝いており、通算の獲得回数は6回……この数字は、史上最多のミハエル・シューマッハーまであと1回に迫る、偉大な記録である。

 既に十分すぎるほどの強さを手にしているハミルトン。しかし彼は、さらに”異なるレベル”に自分を引き上げることを目指しているようだ。それには、現在感じている”幸福感”が作用しているという……彼は自身のインスタグラムに次のように投稿した。

 

「僕は自分の家をとても気に入っている。とても多くの素晴らしい思い出を作ることができ、それまで僕に相応しいと自分自身で考えていたよりも、多くの幸せをもたらしてくれた」

「ここにいるときは安らかになれるし、心と身体を集中して作り上げることができる。そして毎年毎年、戦いに戻ってくることができるんだ。僕は今年、マシンになる。これまでにないレベルのね!」

「僕らはどこへ行っても、愛とポジティブさを広めるんだ」

 自身6度目のタイトルを決めたものの、2019年の開幕前テストでメルセデスは苦戦しているように思われた。しかし開幕してみればチームは8戦連続での勝利。ハミルトンは1年を振り返り、「F1で最高のシーズン」だったと評価していた。

「今シーズンが始まったとき、僕らのクルマはドライブする上では本当にポンコツだった」

 ハミルトンはFIAの表彰式でそう語っていたものだ。

「テストでは、それほど良くないように見えた。僕たちはそのマシンを、うまく機能させることができなかったんだ。最後の1日まで、うまくいかなかった。そして最初のレースに行くと、すぐにいくつか素晴らしいリザルトを手にすることができた」

 昨シーズン終盤、ハミルトンはmotorsport.comに対して、自分はまだドライバーとして成長途中だと感じていること、そして年齢による衰えは感じていないことを明かしていた。

「何か弱点があるとは考えていない」

 ハミルトンは当時そう語っていた。

「ある特定の部分に集中すると、別の部分で苦しんでしまう……そういうことが言えると思う。例えば、肉体をもっと大きくできるかもしれない。でも、F1で求められるモノがある。1週間のうちに5回もマラソンを走るわけではないんだからね」

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