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メルセデス、F1ベルギーGPで”宙を舞った”ハミルトンのマシンは「着地で45Gの衝撃を受けた」

メルセデスは、F1ベルギーGPのオープニングラップでフェルナンド・アロンソと接触し飛び上がったルイス・ハミルトンのマシンが、着地で45Gもの衝撃を受けていたことを明らかにした。

Lewis Hamilton, Mercedes W13 crash with Fernando Alonso, Alpine A522

 スパ・フランコルシェンで行なわれたF1第14戦ベルギーGP。決勝レースのオープニングラップでは、メルセデスのルイス・ハミルトンとアルピーヌのフェルナンド・アロンソが2番手争いを繰り広げる中、レ・コンブで接触。アロンソの左フロントタイヤに右リヤタイヤが当たったハミルトンのマシンは弾かれ、大きく飛び上がった。

 ひっくり返るなどのことはなくタイヤから着地したものの、ハミルトンのマシンは冷却水を失い、チームはすぐさまマシンを止めるよう指示した。

 インシデントの衝撃は大きく、メディカルセンターでの受診が義務づけられているFIAの警告灯が点灯(ハミルトンは受診しなかったことでスチュワードから警告処分を受けている)。搭載されていたパワーユニット(PU)は、イギリス・ブリックスワースにあるメルセデスのPU部門「ハイパフォーマンス・パワートレインズ(HPP)」に戻され、現在も検査が続けられている。

 ベルギーGPでハミルトンは3基目の内燃エンジン(ICE)を投入しており、仮に損傷により使用不可となった場合、今後のレースで規定数を超えたPUコンポーネント投入によるグリッド降格ペナルティを受けることとなる。

 また、ギヤボックスキャリアにも亀裂が発見されており、内部も検査対象になっているという。

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「大きな、大きな衝撃だった」

 メルセデスのモータスポーツ戦略ディレクターを務めるジェームズ・ボウルズは、チームの公開した動画内でそう語っている。

「マシンに搭載されていたSDRレコーダーでは45Gと計測されるなど、垂直荷重は非常に大きなモノだった」

「彼(ハミルトン)は無事だし、ザントフールトでの戦いにも戻ってくるはずだ。表彰台も狙える速いマシンを手にしていただけに、我々同様、彼も悔しかっただろう。しかし、彼と我々は一丸となって戦い、前進を続けていく」

Lewis Hamilton, Mercedes W13, cuts across a corner after contact with Fernando Alonso, Alpine A522

Lewis Hamilton, Mercedes W13, cuts across a corner after contact with Fernando Alonso, Alpine A522

Photo by: Motorsport Images

 ボウルズは、PUやギヤボックス以外にも、衝撃を受けたマシンの各部位の検査が行なわれていると語った。

「インターネット上には、マシンがどれだけ飛んだか、どう着地して、その着地の大きさを裏付ける写真が数多く出回っている」

「着地の直後に気がついたのは、クーラントが失われていることだった。アロンソの車載(映像)には、クーラントがアロンソに向かって飛び出しているのが映っている。そして(ハミルトンのマシンの)温度が急激に上昇し始めた。それがコース上で彼を止めた理由だ」

「サスペンション・コンポーネントやギヤボックスにかなりの負荷がかかったことは明らかで、全コンポーネントのチェックに数日を割き、ザントフールトまでに何が必要かをきっちり理解しておく必要がある」

 またボウルズは、メルセデスはコンストラクターズランキング2番手のフェラーリに対して予選では1秒落ちとなっていたものの、レースペースでは肩を並べていたと語った。

「レースペースと予選ペースのどちらを優先するかという点では、ふたつのチーム間でアプローチやフィロソフィーは異なるかもしれない」

 そうボウルズは続ける。

「もちろん、数字は大きいし、普段目にするモノよりもずっと膨大だ。普通なら、1秒差ではなく0.1〜0.2秒差を期待するものだ」

「レースで彼らに対して差を縮められたのは、デグラデーション(性能劣化)のおかげだと言える。タイヤの使い方やマシンパフォーマンスも、デグラデーションに関係してくるだろう」

「そしてこの偏りは、レースでポイントを獲得するためのモノだ。ただ、予選ではフェラーリだけでなくマクラーレンやアルピーヌとも争う状況にあるため、我々が予選順位を改善しなくてはならないのは明白だ」

「そして上位でレースを展開するために、今季初勝利を掴むためには、予選を今の状態から確実に向上させる必要がある。そのために、今回のレースだけでなく、シーズンを通してこの点に注目してきたし、今後もそうしていくつもりだ」

 
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