ハミルトン、2022シーズンはキャリア初の未勝利で終了。今季を象徴するような最終戦のリタイアに「終わって良かった」
メルセデスのルイス・ハミルトンは、最終戦アブダビGPでリタイアに終わったことは「今年1年を表したもの」だと語った。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
2022年のF1最終戦アブダビGPをトラブルによりリタイアしたルイス・ハミルトン(メルセデス)。2007年のデビュー以来、毎年勝利を記録してきたハミルトンだったが、キャリアで初めて未勝利でシーズンを終えることとなった。
メルセデスは、2022年の新レギュレーションに合わせて投入したマシン『W13』の熟成に手を焼いた。シーズン後半は戦闘力を取り戻し、サンパウロGPではジョージ・ラッセルがチームに今季初勝利をもたらしたものの、ハミルトンは2位5回を記録するもついに勝利には届かなかった。
アブダビGPでハミルトンは、レースを通してマシンのダメージから来ると思われる不調に苦しめられた。ハミルトンはカルロス・サインツJr.(フェラーリ)とのバトル中に縁石に乗り上げており、本人はフロアにダメージがあると無線で訴えていた。
そしてレースが残り4周となったところで、4番手を走行していたハミルトンはスローダウン。マシンを停めることとなり、ノーポイントに。これにより年間ランキングも6位に下がったが、これもキャリア最低の成績となった。
ハミルトンは今季を通してマシンに苦しみながらも、優勝できると信じてやまなかったという。そして今はシーズンを終えられて「嬉しい」気分のようだ。
今季、レースで勝つことはできないと諦めた時期はあったかと尋ねられたハミルトンは、次のように語った。
「希望を持ち続け、努力を続けることが大切だと思う」
「最終戦は、シーズン全体を表したようなものになった。だから終わって良かった」
「もちろん、勝てれば良かった。1勝で満足とは言わないけどね」
「今年に関しては、5位に入った時も優勝したような気分だった。4位に入った時も優勝したようだったし、表彰台に上がった時も勝ったような気分だった」
キャリア初の未勝利に終わったハミルトンだが、彼にとって最も厳しいシーズンだったのはマクラーレン時代の2011年だという。この年ハミルトンはシーズン3勝を記録したものの、ランキング5位に終わった。
「2011年が一番厳しいシーズンだったと思う」とハミルトンは言う。
「人生という観点では、今年は最高の1年とは言えない」
「今年は最悪なシーズンのトップ3に入るだろう。でも自分自身、チームの中での働きやチームとの団結という点では、かなり力強いシーズンだったと思う」
「だから今年もプラスなことはたくさんあったよ」
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