SNS上でアントネッリへの誹謗中傷が加速……この状況に繋がった発言をレッドブルのマルコ博士は撤回&謝罪「非難に繋がったのを残念に思う」
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、アントネッリがノリスに故意にポジションを譲ったのではという発言について謝罪した。
Lando Norris, McLaren, Andrea Kimi Antonelli, Mercedes
写真:: Zak Mauger / LAT Images via Getty Images
F1カタールGPの決勝レース終盤、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが故意にマクラーレンのランド・ノリスにポジション譲ったと示唆する発言を行なったレッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、この件について謝罪した。このマルコ博士の発言を受け、アントネッリにはSNS上で激しい非難が浴びせられた。
カタールGPの決勝56周目、4番手を走っていたアントネッリは挙動を乱してコースオフ。この隙を突いて、ノリスが先行し、そのままチェッカーを受けることになった。
ノリスにとって5番手から4番手に上がったことは大きいかもしれない。なぜならこれによりノリスは、2ポイント多く獲得したことになったからだ。これでノリスは、フェルスタッペンに対するリードを12ポイントとして、最終決戦アブダビGPを迎えることになった。
フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーぜは、アントネッリがノリスにポジションを譲ったように見えたと発言。またマルコ博士もレース後に「ノリスが手を振って追い越していったのは明らかだった」と、アントネッリが故意に順位を譲ったと暗示した。
この発言が発端となり、SNS上ではアントネッリに対して激しい非難が引き起こされた。アントネッリはその状況を受け、自身のインスタグラムのプロフィール写真を黒一色に変えてしまった。
マルコ博士はこのSNS上での反応を受け、発言内容を撤回。アントネッリに激しい非難の声が寄せられたことについて謝罪した。
「映像をもう一度よく見直した」
マルコ博士はF1-insiderにそう語った。
「1回目(オスカー・ピアストリがターン1でアントネッリを抜いたシーン)は、もう少し踏ん張ることができたはずだ。2回目(ノリスがアントネッリを抜いた時)は、意図的なものではなく、単なるドラビングミスであった。アントネッリがオンラインでこれほどまでに批判されていることを残念に思う。もう一度明確にしておくが、彼は故意にノリスにポジションを譲ったわけではない」
レッドブルも月曜日、ネット上での反応を受けて声明を発表した。
「カタールGPのレース中と終了直後に、メルセデスのキミ・アントネッリがランド・ノリスに故意に追い越させたと示唆する発言があったが、これは明らかに誤りだ」
「リプレイ映像を見ると、アントネッリが一時的にマシンのコントロールを失い、ノリスに追い越されてしまった様子が映っている」
「このことが、キミへのネット上での非難に繋がったことを、ここよりお詫び申し上げる」
motorsport.comの取材によれば、メルセデスはアントネッリのSNSアカウントに寄せられた、1100件以上の「深刻または疑わしいコメント」をチェックしているという。中には殺害予告も含まれていたという。またチームのSNSアカウントにも、330件もの中傷するようなコメントが寄せられたようだ。
メルセデスはこのデータとコメントをFIAに提出する予定。FIAは、SNS上での悪意あるコメントに対策することを優先事項としている。
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