ヘルムート・マルコの厳しい発言再び……デ・フリーズを起用したのは「最大の失敗」だった?
レッドブルのヘルムート・マルコ博士は、歯に絹着せない物言いで知られる。2023年シーズン前半にアルファタウリを走らせたニック・デ・フリーズに対しても、厳しい言葉が向けられた。
ヘルムート・マルコ博士は、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを長年務めており、同グループのドライバー人事に絶大な影響力を及ぼしている。そしてこれまで数多くのトップドライバーを発掘してきており、セバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンというふたりのチャンピオンはもちろん、他にも数々のグランプリウイナーが、マルコ博士のお眼鏡に叶い、F1でのチャンスを手にしている。
しかしその一方で、マルコ博士は歯に衣着せぬ物言いでも知られる。また、成績を残せなかったドライバーを、躊躇なく切り捨てるということもこれまで数多くあった。その結果として、レッドブル陣営から離れていったドライバーも少なくない。
最近ではイタリアの『オートスプリント』でのインタビューで、マルコ博士は最大の失敗を尋ねられた際、ニック・デ・フリーズの事例を挙げた。
デ・フリーズはレッドブル育成のドライバーではないものの、代役でのF1デビュー戦で好成績を残したため、アルファタウリ(現在のレーシングブルズ)から2023年にフル参戦デビューを果たした。しかしチームメイトの角田裕毅にまったく歯が立たず、シーズン半ばでチームを追われることになってしまった。
「最大の失敗? それは間違いなく、ニック・デ・フリーズの件だ」
そうマルコ博士は語った。
「彼はモンツァでウイリアムズからデビューを果たした時、非常に良い成績を収めた。しかしアルファタウリに加入してからは、何の進歩も見られなかったんだ」
「彼には素晴らしい実績があった。FIA F2のチャンピオンになり、フォーミュラEでもワールドチャンピオンに輝いていた。しかし我々にとっては、ストップウオッチでは、ニックが間違った選択だったということを示していた。そしてもっと速く走ろうとするあまり、彼はミスを犯してしまったんだ」
デ・フリーズは2023年シーズン10戦目のイギリスGPを最後にアルファタウリのシートを失うことになった。確かにこの年のマシンAT04のパフォーマンスは優れず後方を走ることが多かったが、角田が2度の入賞を果たした一方で、デ・フリーズは1ポイントも獲得できなかった。
マルコ博士はその当時から、デ・フリーズに対しては厳しい発言をしていた。
「パフォーマンスがないなら、(契約を解除するのが)何が残酷なのか?」
「我々は彼にチャンスを与えたんだ。グリッドには、20のシートしかない。誰もがF1ドライバーになれるわけではないんだ」
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