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気持ち的には”鈴鹿スペシャル”……ホンダ田辺TD「凱旋レース」へ意気込み

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気持ち的には”鈴鹿スペシャル”……ホンダ田辺TD「凱旋レース」へ意気込み
執筆:
2019/10/10 12:26

いよいよホンダにとって母国凱旋レースとなるF1日本GPがはじまる。ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、気持ちの面では“鈴鹿スペシャル”で臨めると語った。

 2019年の日本GPも、いよいよ金曜日から走行がスタートする。その前日、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが報道陣の取材に応じ、母国凱旋レースへの意気込みを語った。

「ホンダとしてのホームレースである、日本GPに帰ってきました……というか、2019年の日本GPを戦いに来ました」

 田辺テクニカルディレクターは開口一番に、そう語った。

「今季はトロロッソに加え、レッドブルにもパワーユニットを供給し、ここまで4台で戦ってきました。そして、ご存知のように優勝を達成することができました」

「絶対的な戦闘力で言えば、まだまだメルセデスやフェラーリには差をつけられていると思います。しかも、特に最近はフェラーリがパフォーマンスを上げてきたので、厳しい状況にあります。でも、ホームレースで良い結果につなげられるよう、精一杯、全力で戦いたいと思います」

 今回ホンダPU勢4台が使うのは、前戦でも使ったスペック4。しかし新仕様の燃料を投入することで、パワーアップを狙うという。

「PUに関しては、ベルギーGPから投入したスペック4で戦います。新しいのは燃料です。エクソンモービルさんと仕事をしていますが、ホンダの先進技術研究所の燃料エキスパートの助力も得て、エンジンの燃焼に合った燃料を投入します」

「今のレギュレーションでは鈴鹿スペシャルのPUを投入することはできませんが、新しい燃料を入れます」

「数字までは申し上げられませんが、パワーアップが認められたということで、新しい燃料を投入する決断を下しました」

 PUは従来仕様だが、レッドブルやトロロッソも含め、気持ち的には”鈴鹿スペシャル”として日本GPに挑むと田辺TDは語った。

「チーム一丸となって、鈴鹿でのレースということを念頭に置いて戦えるのは、気持ち的には”鈴鹿スペシャル”です。レッドブルもトロロッソも、ホンダにとっては鈴鹿はスペシャルだという気持ちを汲んでくれています。“鈴鹿はとにかく頑張ろうよ”と、エンジニア、メカニックも含め、強い想いで今週末を戦っていきたいと思います」

 なお金曜日のフリー走行1回目では、山本尚貴がトロロッソのマシンで走行することになっている。

「日本にとって朗報なのは、山本尚貴選手がトロロッソのマシンでFP1を走行するということです。日本の選手が日本のグランプリで走ってくれるのは、嬉しく思っています」

「彼が走ってくれることでありがたいのは、日本語で直接コミュニケーションを取れるということです。日本語には細かい表現があると思います。『ここがちょっとこんな感じ』とか。でもそれに対して『こんな感じってどんな感じ?』ともう少し突っ込むことができる。彼には、そういうフィードバックをもらいたいと思います」

 田辺テクニカルディレクターは、今週末の目標について次のように語った。

「目標は行けるところまでいくということです。いつも同じで申し訳ないですが、4台が完走して、4台がポイントを獲るということを目指します。クルマを走らせることに関わっているスタッフがミスなく、そして持っているモノを最適に使って、ドライバーに気持ちよく走ってもらって、そういう結果が出ればいいなと思っています」

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シリーズ F1
イベント 第17戦日本GP
執筆者 田中 健一