F1

ホンダUSA、次期F1パワーユニット開発で日本と協力へ。2026年からのアストンマーチン供給に向け地盤固め進む

HRC USと改められたアメリカン・ホンダのモータースポーツ部門は、2026年からアストンマーチンに供給するホンダのF1パワーユニット開発に貢献するようだ。

Adam Cooper

Adam Cooper

編集: 2023/12/20 4:53

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lawrence Stroll,三部敏宏,渡辺康治,Martin Whitmarsh

 これまでホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)として知られたアメリカン・ホンダのモータースポーツ部門は、既報の通り12月19日からホンダ・レーシング・コーポレーションUSA(HRC US)として改称されることになった。

 ホンダの二輪・四輪モータースポーツを統括するHRCのグローバルな枠組みに再編成されたことで、HRC USも2026年からアストンマーチンに供給予定の次世代F1パワーユニット(PU)の開発に携わることとなるようだ。

 そしてHRC USスタッフも、アストンマーチンF1のレースサポートとしてサーキットに帯同することとなる。

 こうした協力は、モータースポーツ部門の再編成により、研究開発拠点HRC Sakuraを栃木県に置くHRC Japanと、カリフォルニア州に拠点を置くHRC USの関係がさらに緊密になったことを示している。

「現在アメリカでは3つのF1レースが開催されており、新生HRC USは2026年からF1パワーユニット開発とレースサポートに携わることになる」とリリースの中でHRCは記した。

 HRC USはPUの開発に携わることで、今年1月1日に施行された、2026年PUレギュレーションに付随する財務規則に従う必要がある。

 言い換えれば、アメリカでのF1プロジェクトもPU予算制限として計上され、HRC Japanが投入できるリソースはそのぶん減ることになるということだ。

Honda F1 engine

Photo by: Giorgio Piola

Honda F1 engine

 HRC USの前身であるHPDは、1994年からインディカー・シリーズにエンジンサプライヤーとして参入するため、アメリカン・ホンダによってその前年に設立。それ以降、インディ500で15勝をマークした(うち6勝は単独サプライヤー時代)。

 HPDはインディカーで、他サプライヤーとの競争が行なわれたシーズンでも、13回のドライバーズチャンピオンと10回のマニュファクチャラーズチャンピオンを獲得した。

 HPDはインディカーの他、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権やバハ・オフロード、ツーリングカー、フォーミュラ・リージョナル・アメリカにも参入している。

「HRC USのチームと私は、次なるレースの冒険に乗り出すということにワクワクし、身の引き締まる思いだ」

 HRC USのデビッド・ソルターズ代表はそう語った。

「ホンダのレースの伝統は並外れている。私は丁度、モビリティリゾートもてぎで行なわれた恒例のサンクスデーから戻ったばかりだが、MotoGPにF1、インディカー、モトクロス、ダカール、トライアル、ツーリングカー、スーパーGTと、パドックいっぱいに世界チャンピオンが詰めかけ、最高のデモンストレーションが行なわれた」

「こんなことができるのはホンダだけだ。二輪も四輪も、全ての最高峰レースに挑戦し、素晴らしいHRCのファンを楽しませている」

「ホンダのクルマとバイクのクールな文化、最先端のテクノロジー、素晴らしいマシンを加えて、HRCというひとつのグローバルなレース組織を作るべく、我々の会社が素晴らしい人々と一緒になることに、大きな誇りを感じるだろう」

「これはまさに、(ホンダのブランドスローガンである)The Power of Dreamsを体現している。我々は夢のレースを戦えるようになるのだ」

 HRCの渡辺康治社長は、9月にHPDがHRC USと改称すると発表した際、日本とアメリカの2拠点が緊密になるこのメリットを次のように強調した。

「我々の目標はHRCのブランドを高め、レース活動での成功を続けることです。ホンダのモータースポーツ活動をひとつのレース組織としてグローバルに統括することが、その実現に役立つと信じています」

「アメリカと日本にいる我々のレースエンジニアがひとつになることで、(HRCは)より強力な存在になります。アメリカの仲間をHRCチームに迎えることができ、とても嬉しく思っています」

 

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 圧倒的レッドブルの強さ、F1人気衰退の危険はない? 2位で追うメルセデス「全てはスペクタクル次第」

次の記事 2023年F1チームメイトバトル:メルセデス「予選は11対11の互角。しかし決勝では”ベテラン”ハミルトン優勢」

More from

Adam Cooper



アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」

F1

F1

日本GP

2024/04/15

アストンマーティン、今季もトップグループに復帰できたとチーム代表自信「メルセデスより前にいられたのは励みになる」



鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」

F1

F1

日本GP

2024/04/12

鈴鹿で良いとこなしのアルピーヌ、その一因は“同士討ち”。ガスリーはアップデートには手応えも「できるだけ早く次のモノを投入しないと」



F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン

F1

F1 2024/04/11

F1参戦承認はまだだけど……アンドレッティ、イギリス・シルバーストンに新ファクトリーを正式オープン

最新ニュース



レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施

General

Misc General 1 時間前

レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施



TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

SFライツ

SFL SFライツ 2 時間前

TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記



アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」

F1

F1 F1

シンガポールGP

3 時間前

アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」



ローソン、シンガポールで10ポイント荒稼ぎ……レーシングポイント”100点”到達「でも、まだ安心できない。今後何が起きるか分からないからね」

F1

F1 F1

シンガポールGP

6 時間前

ローソン、シンガポールで10ポイント荒稼ぎ……レーシングポイント”100点”到達「でも、まだ安心できない。今後何が起きるか分からないからね」

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録