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レッドブルF1、スプリントレース実施には「予算上限の引き上げ」が必要と主張

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、予算上限が引き上げられない限り、レッドブルのようなトップチームにとっては、スプリントレースを実施するための経済的余裕がないという。

Red Bull Racing Team Principal Christian Horner

写真:: Red Bull Content Pool

 今季のF1では、カナダ、イタリア、ブラジルの3レースで、スプリントレース形式の予選を試すことを目指している。これにより、イベント全体の魅力がどのように変化するのか、それを確認したいとしているのだ。

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 しかしレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、予算制限額が引き上げられない限り、スプリントレースを実施するだけの経済的な余裕がないと語る。

 このスプリントレース形式の予選が導入された場合、通常の形式の予選を金曜日の午後に実施し、その順位を基にしたグリッドで土曜日の午後に100km程度の短いレースを行なって、そのレース順位で日曜日の決勝レースのスターティンググリッドを決めるということになる。

 この案については大筋で合意されているものの、財政面の負担増をどう補うかについてが、最後のハードルとして残っている。

 今季からは各チームの活動予算額の上限が定められており、1億4500万ドル(約150億円)を超えた支出をすることができない。そんな状況下で予選スプリントレースを実施すると、特にその予算額ギリギリまで使っている大規模チームにとっては、増える費用を捻出するのが難しくなる。

 F1側としては、スプリントレースでマシンがダメージを受けた場合の修復に充てるために使える追加の支払いを提示しているが、大規模チームはコスト上限を100万ドル(約1億円)引き上げることを要求している。これについては、小規模チームが”格差拡大”を理由に難色を示しているようだ。

 F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、土曜日にこの件についてチームと会合を持ったが、レッドブルのホーナー代表は、予算面が重要であると明確にしている。

「我々はこれ(スプリント予選レース)のために、追加の予算を必要としている。提案されていることは、現時点では増える支出と一致しないのだ」

 そうホーナー代表は語った。

「『それが機能すれば、将来の収益、将来の人気、このスポーツの将来の利益を生み出すことを期待して、我々は支持する』と言いながら、事実上はチームがFOMに投資することなんだ」

「しかし現時点では、これらのイベントでマシンを走らせるのにあたっての費用対効果の面で……1億4500万ドルをイベント数で割ると、グランプリカーを走らせるためにいくらかかるかが分かる。そしてもちろん、スプリントレースが追加されるということは、距離は短くとも、使うパーツなどのコストがかかることになる」

「我々は予算上限額を満たすために、1万ポンドとか2万ポンド、そして3万ポンド(※日本円換算で150万〜450万円)といった節約をしている。だからそれを考慮した、賢明な手当が必要だ。突然このような変更が加わると、それに対応をする必要がある。この案については支持したいと思っているが、そのためには融通が必要だ」

 このホーナーの意見には、メルセデスのトト・ウルフ代表も賛同する。曰く、スプリントレースを走るために追加のコストを割かねばならないということになれば、スタッフを削減する必要性に迫られるという。

「予算上限額を満たすために、我々は本当に苦労している。今は数十万ポンド(数千万円)ではなく、数百万(数百万円)ポンドの単位で、節約をしているんだ」

 そうウルフ代表は語る。

「ステファノとロス(ブラウン/F1のモータースポーツ面のマネージングディレクター)のアイデアについては、サポートしたいと思う。試してみる価値はある」

「しかし我々は単純に、それを行なうだけの余裕がないんだ。予算制限の中で行なうなら、さらに50万ポンドかそれ以上の余裕を生み出さねばならない。そうすれば、もう一度人員配置を見直す必要があるということを意味するかもしれない。それは、もう手を入れたくないところだ」

 マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは、コスト上限を引き上げるのではなく、チームの支出をカバーするのに役立つ合意が見つかるはずだと確信していると語る。

「スプリントレース、もしくはスプリント予選を行なうと、より多くの費用がかかる。事故によりマシンにダメージが及べば、かなり多くの費用がかさむ可能性がある」

 そうブラウンCEOは語る。

「しかしいくつかの異なる提案があると思う。その問題に対処し、全員が同意した予算上限を拡大する可能性を生み出すようなルールを設定しないようにする必要がある。それを理解し合えることを確信している」

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