レッドブル代表、PU”予選モード”の規制を歓迎「その方がF1にとって健全」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、パワーユニットのエンジンモードを規制するというFIAの動きを支持し、「メーカーにとって健全」だと語った。

F1スペインGPに先立ち、FIAはチームに対し第7戦ベルギーGP以降はパワーユニット(PU)のエンジンモードについて規制すると通知した。具体的な内容はまだ明かされていないが、予選とレース間の調整範囲が縮小されるようだ。
その後、チームとの議論を経て、規制の開始が延期。第8戦イタリアGPからスタートすることに変更された。
その詳細な内容は技術指令書によって明らかになるはずだが、予選用のエンジンモードは使えなくなると見られる。予選の重要な段階で大幅にパワーアップする傾向があるメルセデスと、そのカスタマーチームであるレーシングポイントやウイリアムズには特に大きな影響が及びそうだ。
スペインGP前の木曜日、メルセデスのルイス・ハミルトンは、この禁止措置について「僕たちを遅くしようとしている」と主張。一方、フェラーリのシャルル・ルクレールはフェラーリがストレートスピードで劣っていることから、「ポジティブでしかない」と認めた。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、全チームが禁止措置の影響を受けると示唆した一方、FIAの動きはPUマニュファクチャラーにとって健全だと考えている。
「それは全てのチームに影響を与えるだろう。問題はそれがどれだけになるかだ」
ホーナーは14日(金)にそう語った。
「例えば(排気を空力的に利用する)”エキゾースト・ブローイング”を使っていた時を考えると、我々は週末を通じて標準的なマップを使わなくてはいけなかった。それと同様の方法論が使われているだけだと思う」
「私はF1にとって賢明な事だと思う。様々なエンジンモードの開発には必然的に莫大なコストがかかる。実際、そういった措置はマニュファクチャラーにとっては健全な事だと思う。それがより僅差で素晴らしいレースを生み出すなら、F1にとってはポジティブなことだ」
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