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スタッフ引き抜きと”グリーン・レッドブル”の出現は「偶然じゃない」レッドブル代表がFIAに警鐘

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、アストンマーチンがレッドブルと非常に似通ったマシンを作り上げてきたことについて、「偶然ではない」と考えている。

Sebastian Vettel, Aston Martin AMR22

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 F1第6戦スペインGPで、アストンマーチンが導入したアップデートが話題を呼んでいる。彼らのマシンはレッドブルのRB18に酷似した外観となったが、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、チームから人材が引き抜かれたことと無関係ではなく、”偶然”の産物でもないと主張している。

 ”グリーン・レッドブル”とも揶揄されているアストンマーチンのアップデートされたマシンだが、FIAはリバースエンジニアリングや不正な知的財産(IP)の移転について取り締まっている技術規則17.3条をアストンマーチンが遵守しているかどうか、調査を実施済みだ。

 調査の結果、FIAはアストンマーチンがレギュレーションを遵守していると発表。しかし”パクられた”側であるレッドブルはその後、知的財産権の移転は「重大な懸念だ」と、レギュレーション違反に関する懸念を声明で発表した。

 レッドブルがFIAの公式発表後も疑念を抱えているのには別の要因もある。というのも、アストンマーチンはトップグループの仲間入りを目指し、積極的なヘッドハンティングを行なっており、レッドブルからは元空力チーフのダン・ファローズが引き抜かれている。裁判沙汰という事態にも発展したが、彼は4月からアストンマーチンのテクニカルディレクターに就任した。

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 スペインGPの初日、ホーナー代表はSkySportsに対し「結局のところ、パクリというのは最大の賛辞というわけだ」と語り、さらにこう続けた。

「今冬からシーズン序盤にかけて、レッドブルからアストンマーチンへと移籍した人物が何人か存在していたというのは、偶然ではないだろう」

「今週初め、FIAから『あなた達のモノとよく似たマシンがあるんだが、退職者リストで彼らがどこへ行ったか確認させてもらえないか』と連絡があった。つまり、たちまちアラームが鳴ったわけだ」

「パドックでは、ある個人がガーデニング休暇を経てチームから別のチームへと移籍することもよく見かけられるが、今は何が許されているのか?ということだ。彼らが頭の中で考えている物事はフェアなモノだ。それは彼らの知識だ」

「フェアでない、まったく受け入れられない事、それは知的財産の移転があった場合なんだ」

 前述のように、FIAによる調査の結果としてアストンマーチンのアップデートはレギュレーションを遵守していると認められている。

 しかしホーナー代表は「RB18の外観は少し前まで公開されていなかった」ため、「作業はそのかなり前から始まっていた」と指摘。バーレーンテストでレッドブルが現行型のRB18を公開してからこの短期間で、アストンマーチンが似た形状のアップデートを投入することはできなかったはずだと考えているのだ。

 この問題に関して、レッドブルの重鎮であるヘルムート・マルコは「データがダウンロードされた証拠がある」とも主張していた。ホーナー代表は知的財産が移転された証拠を持っているかどうかについては内部調査を行なう意向だとした。

「我々にはソフトウェア保護があり、監視されているソフトウェア、それがどこで制御されているかを正確に把握している」

「だがそれは規制当局であるFIAの仕事だと思う。彼らはアクセス権があり、知財の移転がないこと、乱用がないことを確認するために、我々は彼らのことを非常に頼りにしているんだ。だからそれを取り締まるのは彼らの仕事だ」

 ホーナー代表は”先例”への懸念から、ルールが確実に守られるようにするのは規制当局としてのFIAへ委ねられていると付言。そして中団チームへの影響を懸念した。

「アストンマーチンが我々を打ち負かしはじめない限り、これは我々にとって最大の問題にはならない」

「だが中団を争うチームにとっては、大きな影響を与える可能性はある」

「我々が確実にしたいと思っている最大の論点は、我々の知的財産が保護されており、悪用されないということだ」

 
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