2021年のF1は”ハリウッド映画の脚本”よりも奇なり。レッドブル代表「ファン人気が高まった1年だった」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、熾烈なタイトル争いが展開され、ファンの人気を集めたF1の2021年シーズンは、たとえ”ハリウッドの脚本家”でも書けなかっただろうと語った。

2021年のF1は”ハリウッド映画の脚本”よりも奇なり。レッドブル代表「ファン人気が高まった1年だった」

 2021年シーズンのF1は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が互角のタイトル獲得を展開し、同ポイントに並んで最終戦に臨んだ。

 70年以上にも及ぶF1の歴史の中でも2例目と異例の事態だったが、ドラマはそれだけで終わらなかった。ハミルトンがレースを優位に展開する中、終盤にセーフティカーが出動。レースディレクターによる物議を醸す決定もあったが、ファイナルラップでレースが再開されるとフェルスタッペンがタイヤのアドバンテージを活かして逆転。ファイナルラップで優勝と自身初のタイトルを手にした。

 史上最多8度目のタイトル獲得を狙ったハミルトンと、ホンダのF1活動ラストイヤーに自身初のタイトル獲得を目指したフェルスタッペン。それぞれにドラマがあり、トラック内外で多くの事件が起きた。

 ハミルトンとフェルスタッペンはイギリスGPやイタリアGPで接触。サンパウロGPやサウジアラビアGPでもコース上で限界を超えたバトルを見せた。

 視聴率の面でも好調な1年だった他、3日間で40万人を動員したアメリカGPを含む、多くのファンをサーキットに招くことができた。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、今年F1のCEOに就任したステファノ・ドメニカリに”クリスマス・プレゼント”をもらってもいいのではないかとジョークを飛ばした。

「レッドブルは大きなクリスマス・ハンパー(カゴバッグの中に食材やワインなどを詰め合わせて贈るイギリス生まれの習慣)をもらう必要があるね! 彼(ドメニカリ)が指揮した今シーズン、素晴らしいレースやドラマ、興奮が生まれたからだ」

「この選手権で、ドライバーたちが同点で並んで最終戦に臨むのは47年ぶりだった」

「ハリウッドの脚本家でも、今シーズンの一部始終を思いつくことはできなかったと思う。そして、F1の人気は見ての通り、一気に高まった」

「最終戦はおそらく今年、世界最大のスポーツイベントだっただろう。そして、我々がこのスポーツに迎えた新しいファンの数は、驚異的なものだった」

 フェラーリのマッティア・ビノット代表は、かつてフェラーリで同僚だったドメニカリとF1のオーナーであるリバティ・メディアが、F1のファンを増やすために行なった仕事に対して称賛の言葉を述べている。

「彼(ドメニカリ)はとても良くやっている」とビノットは語った。

「リバティ・メディアも同じようにうまくやっていると思う。リバティ・メディアがオーナーになってから、放送だけでなくソーシャルメディアなど、ファンへの見せ方もずいぶん改善された」

「間違いなく、ファンとのコミュニケーションや関わり方はレベルアップしている。チェイス(キャリー/前任のF1 CEO)が素晴らしい仕事をしてくれていたので、彼がそのレベルを維持するのは簡単なことではない」

「でも、私はステファノのことを知っているし、今後も彼はとてもよくやってくれると確信している」

 
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