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レッドブル代表、ペレスへのチームオーダーを説明「ふたりを戦わせる意味はなかった」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1スペインGPで異なる戦略を採ったマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスをバトルさせるのは合理的ではなかったと語った。

Sergio Perez, Red Bull Racing RB18, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 F1スペインGPは、レッドブルがワンツーフィニッシュを飾ったが、セルジオ・ペレスに出されたチームオーダーが小さくない話題となっている。

 ペレスはレース後半にトップ走行中、追いついてきたマックス・フェルスタッペンを”抑えないように”とチームから無線で指示され、それに対して”アンフェア”だと返したのだ。

 しかしチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、2ストップ戦略のペレスに対して、フェルスタッペンが3ストップ戦略を採っていたこともあって、”不公平なバトル”になっていただろうと語った。

 最終的に、ペレスは後続のマシンがピットに入ったこともあって3度目のピットイン。ソフトタイヤに履き替え、ファステストラップのボーナスポイントを獲得している。

 ただペレスはチェッカーを受けた後、無線でチームに対し「チームにとってはハッピーだけど、僕たちは後で話す必要がある」と語った。

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 ただホーナーは、ペレスが必ずしもレースの全体像を把握できてはいなかったと主張している。

 motorsport.comがペレスにどう対処するかと訊くと、「彼がクルマを降りた時に話をした」と、ホーナーは答えた。

「どんなドライバーにとってもそうだが、目の前の戦略やレースのことをハッキリと把握できていなければ、リードを明け渡すことに対して感情的になってしまうのは当然だ」

「だが彼はチームプレイに徹していた。それに彼も、同条件のバトルにはならなかったはずと理解していたと思う」

「というのも両者のペース差は非常に大きく、チームや私から見て、全く合理的ではなかったんだ。だから今日、我々はドライバーたちにバトルをさせなかった」

 フェルスタッペンは2番手走行中の9周目、突風の影響を受けてコースオフ。ペレスの後ろ4番手に後退した。レッドブルはフェルスタッペンをペレスの前に出し、2番手に浮上したジョージ・ラッセル(メルセデス)を攻撃させた。

 しかしDRSトラブルが生じたことで、フェルスタッペンはラッセルを抜きあぐね、3ストップ戦略にスイッチ。2台の戦略がずれることになった。

「彼(フェルスタッペン)は素早くチェコ(ペレス)に追いついたため、チェコは彼をリリースして、ジョージとやり合わせた」

 そうホーナーは説明した。

「そして言うまでもなく、ジョージは非常に強固なディフェンスを見せた。DRSの恩恵が安定していなければ、マックスがパスするのは非常に難しかった」

「最終的に彼が仕事をやり遂げたのは言うまでもないが、あの時点でジョージに勝つためのベストな方法は、マックスの戦略を3ストップ作戦に切り替え、タイヤのアドバンテージを与えることだと判断したんだ」

「その時点で、まだ3ストップか2ストップかは決まっていなかったが、ライバルたちに比べて我々のタイヤのコンディションが良かったのは確かだ」

「それから、フェラーリがリタイアしてしまった。(シャルル)ルクレールについては残念だった。その時、マックスは3ストップに切り替えた後で、チェコ(の2ストップ戦略)とは同期ができなかった」

「なんとかピットストップ1回分の差を埋めた後、彼(フェルスタッペン)はすぐにチェコに追いついたんだ」

「あの段階では、1周で2秒近いタイヤの差があったんだ。だから高い気温や、クルマの水温や油温、DRSが断続的に作動していたことも考えて、チームから見て彼らを戦わせる意味はなかったんだ」

「結果的には、チェコをピットインさせなければならなかった。だから残念ながらフェラーリに問題があった日において、ふたりのドライバーがチームとして協力し、今日最大限のポイントを獲得できたことは、非常に重要だった」

 ホーナーは、予想外の暑さとなったスペインGPで、タイヤのデグラデーション(性能劣化)がライバルたちよりも良かったと語った。

「今回もまた、ライバルたちに対してデグラデーションが良かったと思う」

「5月中旬のバルセロナが、今回のような気温になるとは誰も予想していなかったと思う。そんな厳しいコンディションのなかでも、我々のスティントの長さは非常に競争力があったと思う」

 
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