レッドブル代表、アブダビGP終盤のレースディレクションを支持「今日の彼らは間違いなく正しい判断をした」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、メルセデスがF1アブダビGPの後に抗議を行なったことに関して、「彼らは必死になっていた」とコメント。またレースディレクションを支持する姿勢を見せた。

レッドブル代表、アブダビGP終盤のレースディレクションを支持「今日の彼らは間違いなく正しい判断をした」

 2021年のF1最終戦アブダビGPは、終盤のセーフティカー出動と、その際のレースディレクションがタイトル争いの運命を大きく左右したと言える。

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が同点で迎えた決勝レースでは、ハミルトンが終始リード。ライバルのフェルスタッペン に対して十分なマージンを築いていた。しかし、残り6周でニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がクラッシュしたことでセーフティカーが出動。両者のギャップはたちまちなくなることとなった。

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 この際、フェルスタッペンはソフトタイヤに交換。一方のハミルトンは使い古したハードタイヤでステイアウトすることを選択したため、もしレースが再開されればフェルスタッペンに対抗することはほぼ不可能……そんな状況だった。

 そんな中、レースディレクターのマイケル・マシは残り1周でレースを再開させることを決断し。見事に最終ラップでハミルトンを交わしたフェルスタッペンが、大逆転でチャンピオンの栄冠を手にした。

 レース後、メルセデス側は残り1周のレースが行なわれたことに対して抗議。スポーティングレギュレーション第48条12項では、バックマーカーに対して隊列を追い抜いても良いとの指示が出た次の周にレースを再開することはできなくなっている、との主張を展開した。しかし、結果的にメルセデスの訴えが棄却され、フェルスタッペンのドライバーズタイトルは確定した。

 FIAはこれについて、確かに第48条12項にはそのような条文があるものの、一方で第48条13項には、セーフティカーがどのタイミングでピットに戻るかについての最終的な決定権はレースディレクターにあると記されているため、今回のように第48条12項の条文が13項によって打ち消される場合もあると主張した。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナーは、この決定を歓迎している。チームとして、レース後のスチュワード室でのやり取りでチャンピオンの行方が決まるようなことは望んでいないと語った。

 なぜメルセデスが抗議をしたかについて理解をしているかと尋ねられたホーナーは、次のように語った。

「彼らは明らかに少し必死になっていた。ただ我々としては、スチュワードたちの前でそれ(タイトル)が決まるようなことは望んでいなかった」

「彼らは今年、素晴らしいライバルだった。そしてルイスは驚異的なドライバーだ。お互い緊張関係に陥ることもあったし、大変なこともあった。しかし、我々はこの結果を嬉しく思う。そして、今夜のマックスをとても誇りに思う。彼は1年を通して驚異的な活躍をしてくれた」

 またホーナーは、レースをセーフティカー先導のままで終わらせるのではなく、残り1周で再開させたマシの判断が正しかったことは疑いようがないと述べた。

「レース前には様々な議論があったが、結果的に今回はあのようなレースとなった」

「我々は弁護士と一緒にレースをしている訳ではない。あのような終わり方になったのは確かに残念だが、スチュワードの判断は正しかった」

 ホーナーはさらに、最終ラップでレースを再開させるというマシの判断は、「ドライバーにレースをさせる」という彼の信念を再び示したと語った。

「我々は、ドライバーたちにレースをさせようという話をしてきた」

「かつてはニキ・ラウダもそれを強く求めていた。そして、我々は常にセーフティカー先導の下でレースを終えないように話し合ってきた」

「レースディレクターは難しい状況の中で、今日は間違いなく正しい判断を下した。そして、戦略的にも我々は正しい判断をしたのだ」

 
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